ラクスの安藤健作さんとルチャ・リブレ(とドラゲー)についてお話しました。
前回の辺見さんと同じくWeb業界でスポーツ好きな人と話すシリーズです。
今回は株式会社ラクスの安藤健作さんとルチャ・リブレについてお話ししました。
お互いのTシャツとか背景の話
そのTシャツは何ですか(笑)。
パワーボムTシャツです。後ろにパワーボムのやり方が順番で描いてあります。
変なの持ってますね~。私のは1997年にナゴヤドーム(現・バンテリンドームナゴヤ)での長州vs藤波の名勝負数え歌のです。
背景は私は拾い物のオカダカズチカと牛丼なんですが、安藤さんはマスカラス…(ミル・マスカラス)と?
マスカラスとミステリオ(レイ・ミステリオ・ジュニア)です。
ミステリオは好きなんですよ~。
マスクもいろいろあって、エル・イホ・デル・パンテーラとドラゴンゲートの奥田啓介選手がメキシコ時代に入場用に使っていたマスクとウルティモ・ドラゴンの30周年記念大会の特典のマスクですね。
3月上旬にドラゴンゲートの横須賀大会に行ったのですが、ウルティモ・ドラゴン校長が、大体休憩中に売店にいるんですよ。で、マスクを見せてもらったら、青しか売ってなかったんです。青系は僕が2つ持っているので、今度、黒を持ってきてくださいと約束して、今度、試合用マスクを買いに行くことになってます。
後楽園ホールかどこかですかね。
はい。いつ行くか約束はできないので、常に黒を持ってきてといってあります。
校長は今でも結構動きますもんね~。
そろそろ厳しくなってきましたけどね。
校長が引退するときは、もうメキシコで試合をやると決めているらしくて、そのときは僕も会社を休んでメキシコへ行こうと思っています。
ルチャ・リブレとは?
コロナが収まっていけるようになるといいですね。さて、本題のルチャの話です。ルチャって知っている人は知っているんですけれども、知らない人は何のことか知らないと思うのでそのあたりから教えてください。
そうですよね。いわゆるルチャリブレというと、皆さんのイメージだと、覆面をかぶって、空中殺法でというところだと思うんですけれども、大体そのイメージは合っています。基本的にはフランスから伝わったプロレスが、メキシコでいわゆる大衆演劇みたいな形で広がったのがルチャリブレなんですよね。何でみんなメキシコのマスクマンはマスクをかぶっているかというと、そもそもみんな昼間、仕事をしているんですよ。夜、それぞれの人たちが集まって試合をするので、昼間の仕事のイメージを湧かせないようにマスクをかぶっているんですよね。
牧師さんとかいますもんね。
そうです。元エル・サントとか。
一番最初にフランスから伝わったときは、みんなマスクをしていなかったらしいんですよね。2代目の第2世代と言われる人たちが、エル・サントとか、ブルー・デモンとかいるんですけれども、その方々がマスクをかぶり始めたのが、結構イメージが強いんだと思うんですね。
試合形式はそんなに大きくは変わらないんですけれども、関節技がジャベという名前でロープブレイクがなかったりとか。ただ、一般的にあったイメージがマスクをかぶった空中殺法というのが強いと思いますね。日本でいうとタイガーマスクとかですかね。
そうですよね。タイガーマスクのところで急にルチャって有名になりましたからね。
そうですね。でも、当時は新日本プロレス、全日本では身長制限で入門制限がありまして、やっぱり180いかない人たちって正規のルートではなかなか入れなかったんですね。入門できなかったんです。そこで、みんなメキシコに行って、ルチャを学んでくるというのが、僕らのと言っても、僕は別に選手でもないですけれども、2000年ぐらいまでは一般的なコースだったんですよね。
団体が少なかった頃は厳しかったですよね。
ユニバーサルプロレスが一応日本で初のルチャ団体でしたが、成功しなかったですね。
もうあの頃は、もうプロレス団体ができたら消え、いろいろなことがありましたからね。その時代を語り出すとちょっと暗い話がいっぱい…。
SWSとかもありますし。
SWSはいろいろとアレだったので今回は触れないようにしましょう(笑)。
ルチャって基本的に善玉、悪玉がしっかり決まっているんですよね。
そうです。テクニコとルードというんですけれども、正義がテクニコで悪者がルードです。そもそもメキシコでは、テクニコの選手というのは先住民なんですよ。ルードが入植者で、いわゆる侵略者がイメージなんですよ。なので、侵略者を倒す先住民というのがストーリーのメインなんです。
それがいわゆる労働階級にすごく受けて広まったんですよね。上流階級は、逆にいわゆるルード側の人たちなので、すごいプロレスを嫌って、野蛮だという理由もあって1980年ごろまではテレビ放送されていなかったらしいんですよ。
なるほど。ルチャって意外と激しい試合のときもありますが、それが理由なんですね。
そうですね。
今はもう、さっき言ったテクニコとルードって一応分かれているんですけれども、ルードの中でも人気選手というのもいっぱいいますし、それこそ背の本当に大きい選手もいますし、太っている選手もいますし、昔とはちょっとイメージが違うかもしれないです。
ルチャって、そうそう見るチャンスって昔はなかったじゃないですか。どうしてルチャが好きになったんですか?
僕が衝撃を受けたのも、獣神サンダー・ライガーが1994年にやったスーパーJカップという、インディーズも関係なく、どの団体の選手でもいいので、いい選手を集めようといった試合があったんですよね。
お~、懐かしい。サスケとかデルフィンとか出たやつですね。
そうです。あのときにFMWのハヤブサとか出て、それがルチャというか、ジュニア級のレスラーが一堂に集まった大会だったんですね。それまでは普通に佐々木健介とか大好きだったんですけれども、スーパーJカップを見てから、もうジュニアにはまってしまったんですよ。
いい選手ばっかりでしたね。本当にこんな選手いるんだみたいな、スペル・デルフィン、グレート・サスケあたりは新日にも参戦していたので、見る機会はあったんですけれども、全然知らない選手とかもいて、あれは貴重な大会でしたね。
当時、みちプロはユニバーサルとかから分かれていったところなので、ジュニアのいい選手がいっぱいいましたよね。
サスケとかは、本当にまさにジャパニーズルチャの先駆者ですよね。変なことになっていますけれども(笑)。
変なこと(笑)。ここも触れないでおきましょう。
やはり飛んだり跳ねたりのプロレスが楽しかったんですか?
そうですね。やっぱり技が派手ですよね。試合展開がスピーディーですし、とても見ていて分かりやすいというか、本当に楽しいんですよね。みんな華やかなマスクをしていることも多いので、マスクのかっこよさというか。昔って、プロレスラーって、今みたいに美男って感じじゃなかったじゃないですか。結構渋い顔の人が多くて、そこよりも、僕は世代的に仮面ライダーとかも好きだったので、覆面というのに変身的な要素を感じて憧れていたというのがあります。
日本だとマスクマンは少なかったですもんね。タイガーマスクとザ・コブラぐらいでしょうか。
先ほどのお話で飛んだり跳ねたりもするけど、ジャベという関節技もあるので、グランドの展開もありますよね。
そうですね。ロメロ・スペシャルとか有名だと思うんですけれども、独特な形で入るジャベは多いですよね。かけ方がわからないから練習していました(笑)。
同じくです(笑)。
ロメロ・スペシャルは下が支えないといけないので、かけている方がつらいという。
ライガーがこの間、動画で解説していましたけれども、下からかけている人が足を大股開きしないと痛くないらしいです。大股開きするとすごい痛い。なので、僕はかけ方を失敗していましたね。
それは知らなかった!
ウルティモ・ドラゴンが好き
好きなレスラーは背景の二人ですか?
いっぱいいるんですけれども、一番好きなのはウルティモ・ドラゴン選手ですよね。ライガーとの戦いも熱かったですし、やっぱり世界的に有名なレスラーで、いまだに僕の中ではスーパースターです。
いろいろ大変でしたからね、それこそSWSとか。
いろいろな苦労をしてきて、アメリカのWCWへ行って、人気絶頂のときに手術ミスして、左手の腱を切っちゃったんですよね。それでも、いまだに活躍されていて、本当、間近で試合とかを見ていても熱いものがありますね。
試合も間近で見られるし、普通に歩いていますもんね。
ウルティモ・ドラゴンがメキシコツアーをやっているので、それは再開されたら行きたいなと。ウルティモ・ドラゴンの自宅でのバーベキューパーティーがあるんです。
それ、すごいじゃないですか!行くしかないですね。
1週間ぐらい休まなきゃいけないですけれども、しゃあないですね。
しゃあないです(笑)。
僕、大学へ行くか闘龍門に行くか一瞬悩んだときがあったんです。ただ、運動経験がバスケットボールぐらいしかなかったので、本当に悩んだ末にやめたんですが、あのときドラゲーへ行っていたら2期生だったんですよ。
2期生!マグナム、SUWA、CIMA、フジイさんとかの次ですよね。懐かしい。
YAMAMOとかを見ると後輩を見るような気分になって(笑)。
プロレスが好きな知り合いは多いですが、入門を考えた人には初めて出会いました。
週刊プロレスのページに書いてありましたもんね、メキシコに来たれみたいな。ちょっと悩んだんですけれど。僕も身長が170ぐらいしかないので、新日本プロレスには入れないなと。だから、デビューするにはメキシコに行くしかないと思ったんですよね。
新日だとスクワット1,000回とかできなきゃいけないですからね。
大学生のときに、バトラーツの練習に参加させていただいたことがあったんです。リングの周りを20人ぐらいで囲んで、スクワット50回と言われて、50回とかならできるじゃないですか。楽勝だなと思ったら、声かけが1人50回なんですよ。50終わったら次の人が50言うので20人いると1,000回やらなきゃいけなくて、僕には無理だなと、そんなときがありました。
かなりガチな感じですね(笑)。ひょっとして学プロ(学生プロレスの略)をされていたとか?
違います。大学のときにプロレス関連の人脈があて、その縁でやらせていただいたというのがありまして。僕が大学生のときにファミリーマートで、そのときの店長さんと店長さんの子供さんたちと一緒にアルバイトをしていたんですけれども、その子供さんが新日本プロレスの社長に後でなったんです。ブシロードに入ってから。
すごい縁ですね。
そのお兄さんがプロレスマニアで、お兄さんにしょっちゅう連れられて、本当に大学生のときは週3ぐらいプロレスを見に行っていました。
さすが東京。後楽園ホールならプロレスか格闘技か笑点をやってますからね。
後楽園ホールに行って、FMWのリング設営をしていたりしたので、席番を見ただけで、どこの席か分かります。
完全に裏方さんですね。
そうです。朝、リング設営して、観客席を作って、試合が始まったらもぎりをして、売店やってみたいなのも。
完全に若手の仕事じゃないですか!
本当に若手の仕事をやっていましたね。
働き出したら、本当にしばらく縁がなかったというか、子供も小さかったのでなかなか機会がなかったんですけれども、子供の手がかからなくなってからまた再燃したという感じですね。
あ~、それはわかります。落ち着くと自分の時間ができてそうなりますよね。子供さんはプロレスは見ないんですか?
全く見ないですね。冷たい目で見ています。女の子だというのもあるのかもしれないですね。ただ、毎週末はテレビを占拠してプロレスを見ちゃっているので、もう見慣れてはいるみたいです。
見るのは新日、ノア、ドラゲーあたりですか?
今はドラゲーとノアですね。ドラゲーのファンクラブも入っています。今度の7月と8月は2連チャンで、吉野選手の引退試合があるじゃないですか。それは夏休みに行こうかなと悩んでいるんです。
吉野はスピードがあっていいですよね。首の調子がやはり良くないようですが、ソル・ナシエンテに入る前のポーズはTVの前でもやってしまいますよね。
買うグッズがなくなってしまった
最近の悩みはグッズがいいのがなくて、売店にお金をもう使う気で行っているのに、買うものがない状態なんです。Tシャツとか一通り買ったしタオルもそうです。
コロナで大変だろうと思っているので、なんとかして支えてあげたいじゃないですか。なので、この時期にいろいろな団体のファンクラブに入ったり、グッズを買ったりしているんですけれども、買う物がない状態だけは何とかしてほしいなと。
コロナでお金を使えなくなったというのはよく聞きますね。イベントがなくなっちゃうし、グッズも一通り買ったと。しかし、そこまでいくとYAMATOの全知全能カレーとかを買うしかないですね。
この前は吉田選手のスマホケースを買いました。ドラゲーのデザインって外に着て行けるデザインが少ないんですよ。ノアとかはデザインがいいのでうらやましいですよね。
ノアは昔からグッズのデザインがいいですよね。こちらがお金を使う気満々なので、そこは何かしら頑張ってほしいところです。
Webの業界にいる人間からするとドラゲーのWebサイトもどうにかしてあげたいですね。
わかります。スマホ対応していないので日程を見るのがものすごく苦労しますから(笑)。
終わらないのでこのあたりで締め
コロナ落ち着いたら後楽園に行きましょう!試合の前にちょっとウオーミングアップで飲んで、そこから試合に行って、終わった後に反省会で飲んで。
プロレスグッズのお店をいっぱい回って、飲んで。いいですね。
今日はありがとうございました!
実際は昔の新日や全日の話、DDTとノアがサイバー配下に入った話など、プロレス全般の話題で盛り上がりました。
そこまで書いてしまうと収拾がつかないのとマニア度が高くなってしまうので、ルチャとドラゲーメインにしております。
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