「悩んだら、やる」――行動の先にしか答えはない
何かに迷ったとき、まず「やってみる」ことを選びます。
もちろん考えることも大切ですが、考えてばかりで動かないと、結局なにも進みません。行動して初めて、見えてくることがあります。ブログやメルマガの発信もそうでした。「誰が読むんだろう?」「続くのかな?」と最初は不安でしたが、とにかく始めてみたことで、読者が付き、そこから仕事に繋がるようになりました。
完璧を目指して動けなくなるより、70点でもいいから一歩踏み出す。その繰り返しが今の自分を作ってきたと感じています。
「上手くいかなかったら、修正すればいい」――失敗は前進の材料
仕事をしていれば、当然うまくいかないこともあります。
しかし、うまくいかなかったことを「失敗」とは考えていません。「次にどうするか」を考えるための材料だと思っています。広告運用で成果が出なかったときも、「ダメだった」で終わるのではなく、「なぜ反応が悪かったのか」「ランディングページは適切だったか」などを一つひとつ見直します。そして、仮説を立てて再チャレンジする。
「トライ&エラー」ではなく「トライ&リビルド」。そういう姿勢で、常に改善を重ねてきました。
「準備は、行動のためにある」――偶然をチャンスに変える仕込み
突然のチャンスに対応できるかどうかは、日頃の準備にかかっています。
仕事柄、あらゆる情報を日々チェックしていますが、「必要だから調べる」ではなく、「いざというときのために、知っておく」ためです。以前、「GA4への移行について社内向けに分かりやすく説明してほしい」と急に頼まれたことがありました。通常なら時間がかかる内容ですが、普段から自分用に資料や要点をまとめていたので、すぐに対応することができました。
「一見ムダに見える準備」が、結果的に大きな価値になります。準備は、行動のスピードと精度を高めるための武器だと考えています。
「やらないことを決めるのが、最高の効率化」――時間は有限、だから選ぶ
「効率化」と聞くと、ツールや自動化を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、一番大切にしているのは、「やらないことを決めること」です。
「全部やろう」とすると、どこかに無理が出ます。だから、自分のリソースや性格を踏まえて、「やらないこと」「やるべきこと」を明確に分ける。それが、長く仕事を続けるためのコツだと思っています。
「伝える力」より「噛み砕く力」――難しいことを、わかりやすく
中小企業のWeb支援をするときに一番大切にしているのは、「わかりやすく伝えること」です。
どれだけ専門知識があっても、相手が理解できなければ意味がありません。
GA4やGoogle タグマネージャー話でも、専門用語を使わず、「車のメーターの見方を変えるイメージです」「イベントは”やったこと”を記録する機能です」といったように、相手に伝わる言葉で説明するようにしています。
東京の最新トレンドをそのまま地方に持ち込んでも、響かないことが多いです。だからこそ、その会社の規模や状況に合わせて、情報を噛み砕き、実践可能な形にして届ける。それが私の役割だと考えています。
「情報発信しないと、存在しないのと同じ」――届ける努力は信頼につながる
10年以上、ほぼ毎日メールマガジンを配信しています。最初は「自分の勉強のため」にRSSで情報を集めていたのですが、それを整理して発信することで「この人、情報持ってるな」「頼りになるな」と思ってもらえるようになりました。情報発信は、単なるアウトプットではありません。信頼を積み重ねる手段であり、「この人なら相談しても大丈夫」という安心感を与える行動です。
よく「メルマガ、読んでます」と言われるのですが、その一言が次の仕事につながることもあります。発信しなければ、存在しないのと同じ。だからこそ、続けています。
最後に
目立つことより、役に立つことを大切にしています。
地道に、でもしっかりと。本質を見極めながら、目の前の課題に向き合う。そういう姿勢をこれからも大切にしていきたいと思っています。
Webのことで「誰に相談したらいいかわからない」ということがあれば、お気軽に声をかけてください。難しい話をしない、実現できる方法を一緒に考える、そんな存在でありたいと思っています。