ズバッと解決!Google Analytics

サンプリングとは何ですか?

01
日付の下にモザイクのようなものが出てきたらサンプリングが発生しています。

サンプル データについて – アナリティクス ヘルプ

多数の訪問者のデータに基づいてレポートを生成するとき、レポートの上部に「このレポートは N 件の訪問データに基づいています」と表示されます。 これは、レポートのデータがサンプリングされていることを通知するものです。レポート用に収集された訪問データが 50 万件を超えると自動的にサンプリングが行われるので、データが膨大な場合でも短時間でレポートが生成されます。サンプル データに基づいてレポートが生成される場合、サンプル サイズを調整して精度や処理速度を高めることができます。ビジュアル フロー レポートでは訪問データが 10 万件を超えた場合にサンプリングが適用され、マルチチャネル レポートではコンバージョン数が 100 万を超えた場合にサンプリングが適用されます。

にあるように訪問データが50万件超えると自動でサンプリングがかかります。サンプリングがかかるとデータが間引いて表示されますのですべてのデータを見ることができなくなってしまいます。

■精度を上げる、期間を短くする、ビューにフィルタを設定する、プレミアムに申込むで対応

サンプリングがかからないようにするには4つの方法があります。

精度を上げる
01
モザイクマークをクリックするとスライダーが出てきますのでこれを右に動かして精度を上げます。解消しない場合もあります。

期間を短くする
訪問データが50万件を超えることが条件の1つなので表示の期間を3カ月→1か月のように短くすると解消する場合があります。データをエクセルなどで集計するにはこれで問題ないですがGoogle アナリティクス上で長期間の傾向を見る場合には意味がありません。

ビューにフィルタを設定する
こちらは取得するデータ自体を減らして50万件を超えないようにする方法です。むやみやたらにデータを減らしても意味がありませんので、PCとそれ以外で分けるかディレクトリ単位で分けると良いでしょう。詳しい設定は「PC・スマートフォン・タブレットのアクセスだけを見るにはどうすればいいのですか?」と「フィルタとは何ですか?」をご覧ください。

プレミアムに申込む
プレミアムとは無料版のGoogle アナリティクスの上位版でこれを使うとサンプリングがかからなくなります。Google アナリティクス プレミアムの機能一覧 – Google アナリティクス。ただし、毎月100万円ほどからの価格ですのでそう簡単には手が出ないと思いますが・・・。

現実的には期間を短くしてエクセルで分析する方法がベストです。期間を1週間以下にしてもサンプリングが発生してしまう場合は十分なデータがありますのでサンプリングがかかってもあまり影響はないでしょうし、全データを細かく見るというよりも塊で見ることになりますのでGoogle アナリティクス上でも問題ありません。

サンプリングに関してはこちらの記事もご覧ください。
Google アナリティクスのサンプリングを正しく理解し、正しく付き合う方法 (1/2):MarkeZine(マーケジン)

大量のデータの分析の参考スライドはこちら。
CSS Nite LP, Disk 19フォローアップ(2)石本 光司さん | CSS Nite公式サイト