「ビューをコピー」はどのような時に使うのですか?
図の右上にある「ビューをコピー」はあまり使ったことはないと思います。しかし、Google アナリティクスを使うときには必須の機能なのです。
■何も変更していないビューは貴重!
Google アナリティクスのデータはフィルタを設定したりするなどして、初期設定にはないものが見られるようになります。それは裏返せば何も変更しないデータもなくなってしまうことになりますので、新規でGoogle アナリティクスを導入する時は必ず何も変更していないデータを持っておくようにしましょう。Google アナリティクスの数字は後戻りできませんのでまっさらなデータは貴重です。
■最低でもまっさらなもの、データ連携などをしたもの、フィルタをかけたものを用意
手順としては最初に「触らない」などのビュー名のものを作ります。ついつい「すべてのウェブサイトのデータ」のままにしておきたくなりますが何のことかわからないので、分かりやすい名前に変更しておきましょう。触らないと言ってもデフォルトのページやタイムゾーンの設定などはしておいてください。これがベースとなるデータです。
次に「触らない」をコピーしてサイト内検索やAdWords連携をしたビューを作成します。ビュー名はサイトのドメインかサイトのタイトルにすることが多いです。このビューはもっともデータが多いものなので深く調べたり異常値を探る時に使います。
その次にデータ連携したビューをコピーして身内の除外などのフィルタをかけたビューを作成します。フィルタをかけたデータは後から削除しても過去のデータは元に戻りませんので、必ず上の2つのステップを踏んでから作成してください。
「すべてのウェブサイトのデータ」のビューだけで外部データと連携してフィルタも設定している人が多いと思いますが、後戻りができないGoogle アナリティクスのことを考えて最低でも3つのビューを作成してください。半年~数年後に役立つときが来るはずです。