「セッション(数)」とは何ですか?
Google アナリティクスを見ても「アクセス数」はなくて「セッション」とか「ユーザー」数しかないですよね。初めて見た時に悩むのがこれです。セッションとユーザー数の違いが気になりますし、そもそもセッションという言葉自体がなじみが薄いですよね。
■セッションとはWebサイトに訪れた回数
セッションについてはアナリティクスでの訪問数の算出方法 – アナリティクス ヘルプに詳しく書いてあります。以前はセッションのことを訪問数と呼んでいましたのでヘルプもそのように書かれています。
1 人のユーザーが複数の訪問を開始できます。複数の訪問は同じ日に起こることもあれば、数日、数週間、または数か月という期間で起こることもあります。1 回の訪問が終了した時点で、次の新しい訪問を開始することが可能です
かなり難しいですよね。
簡単に言ってしまえばセッションとはWebサイトに訪れた回数のことで朝、昼、晩と3回見れば3、月・火・水に1回ずつ見れば3のようにカウントされます。
■30分と日の終わりとキーワードが変わった時
「3回見れば」と書きましたがどのようにして回数をカウントするの分からないですよね。カウントすると考えると難しいのでどのタイミングでセッションが終わるのかを説明します。
- ユーザーの操作がないまま 30 分が経過
- 午前 0 時
- キャンペーンの切り替わり
にセッションが終了します。それぞれについて詳しく説明します。
・ユーザーの操作がないまま 30 分が経過
何らかのリンクをクリックせずに30分経過するとセッションが終了します。ブラウザを開いたままお風呂に入ったりするとWebサイトはそのままなのにセッションが終了しますので、お風呂から出てきてからリンクをクリックすると次のセッションとなってしまいます。ボーっとしていて30分が経過してもセッションは終了します。また、ブラウザを閉じても30分経過しなければ再度ブラウザを立ち上げてWebサイトを見ればセッションは終了しません。時間だけで決まっていることに注意をしてください。
・午前 0 時
日の切り替わりにセッションが終了するということですね。ここに関しては迷うことはないと思います。
・キャンペーンの切り替わり
これはかなりややこしくて、よくあるのは検索キーワードが変わった時です。
例えば「ラーメン 名古屋」で検索してラーメン屋さんのサイトに訪れたとします。いろいろ見たけどつけ麺が食べたくなったので「つけ麺 名古屋」で検索したら同じラーメン屋さん出てきたので再度訪れた、という時は30分以内でもセッションが終了して2訪問とカウントされます。同じようなことは検索連動型広告でも発生しますが必ずではないので上記のリンクページを読んでみてください。
このようにしてセッションが終了した時に1回とカウントされます。
■以前は訪問数でした
Google アナリティクスでは訪問数という言葉が長い間使われてきましたので、セッションに慣れていない人もいるかも知れませんね。ほとんどの指標で訪問はセッションに変わっていますが、「ページ別訪問数」だけはそのままになっています。
セッションはGoogle アナリティクスのベースになるものですので終わるタイミングは覚えておいてください。