ズバッと解決!Google Analytics

平均セッション時間の目安はありますか?

平均セッション時間は1分未満だと気になったりしますが、その算出方法を考えるとあまり気にするものでもありません。サイトの種類によってどう見るかを書いておきます。

ブログ、メディアの場合

ブログ、メディアの場合はトップページ以外から見始める(=ランディングする)ことが多く、1ページだけ見て帰ってしまう(=直帰)ユーザーが多くなります。

そのため、滞在時間を算出することができませんし、2ページ目を見たとしても3ページ目までは行きづらいので、どうしても短めになります。運営堂ではこのようになっています。

運営堂の平均セッション時間


ブログやメディアでは1分前後でも問題ないと思いますし、直帰率を見たほうが良いでしょう。

「直帰率」とは何ですか?も読んでみてください。

通販サイトの場合

通販サイトの場合は商品一覧や商品ページを見たり、カートを通過しますので平均セッション時間は長めになります。10分~30分になることも多いです。

注意する点としては、直帰以外のユーザー、コンバージョンに至ったユーザー(もしくは購入したユーザー)の2つのセグメントて見てみるということです。つまり、2ページ目以上みて購入しなかったユーザーや購入したユーザーが、どれぐらい滞在しているかを見るということです。

これらのユーザーの平均セッション時間が長く(30分以上)、ページ/セッションが多い(30ページ以上)の場合は要注意です。何度もページを行ったり来たりしているということですので、使い勝手やサイト内のリンクを見直す必要があります。

企業サイトの場合

企業サイトの場合はブログ・メディアと通販の間ぐらいとなります。5~10分ぐらいでしょうか。

企業サイトはなんとなく見るものではなく目的があってみるものなので、目的のページまで一直線に進むことが多いです。そのため、ページ/セッションも5~10ページぐらいです。

特徴としては稟議のための資料作りで見ていることも多いので、数ページのセッションが何回も発生することです。平均セッション時間だけではなくて、ユーザー>行動>リピートの回数や間隔も見ておいてください。

数値よりも変化を気にする

平均セッション時間はWebサイトに手を加えなければほとんど変化をしませんので、ここが多いか少ないかを見るよりも、Webサイトに変化(ページの追加・変更・削除)を付けた後にどうなるかを見てみてください。

何をすればどこの数値が変わるのかを知っておけば、狙った改善施策が実行できますよね。