Webサイトのアクセス数はどれぐらいあればいいでしょうか?
自社のWebサイトだけを運営しているとアクセス数(※)がどれぐらいあれば良いのか?とか他社のアクセス数がどれぐらいあるのか?って気になりますよね。これは私もよく聞かれる質問です。
結論から言えば1か月に10でもいい時もありますし、1000万でもダメな時があるわけですが・・・。
■アクセス数ではなくて目的が達成されたかどうかで判断
例えばWebサイト経由の問い合わせが月に10件欲しい場合は、最低10件のアクセスがあればいいわけですよね。逆に問い合わせがない場合は1000万のアクセスがあったとしても何の意味もないわけです。
アクセス数が多いとなんだかうまくいっているように見えますが、実際はそんなことは全くありません。Webサイトをビジネスで活用しようと思えば何らかの目的があると思いますので、それが達成されたかどうかで判断をするようにしてください。そうしないと意味のない集客にコストをかけることになったり、意味のないリニューアルをしてしまうことになりがちです。
■まずはアクセス数数、問い合わせ数の把握から
目的達成のためのアクセス数を把握するには現状のアクセス数、問い合わせ数を把握することから始まります。基本的にはこの数式になります。
問合わせ数=アクセス数×問い合わせ率
仮に月に1,000のアクセスがあって、5件の問い合わせがあるときはこうなりますよね。
5=1,000×問い合わせ率
つまりこのWebサイトの問い合わせ率は0.5%となりますので10件にしたい時はこうなります。
10=アクセス数×0.005
アクセス数は2,000必要になりますよね。
こんな感じで必要なアクセス数を算出しますので、これらの数値を把握してからアクセス数を増やすようにしてください。
■そして、その前に正確な状況把握を
アクセス解析は初回の解析で全てが決まる。
にも書きましたように出した数字は今後ずっと使っていく数字になりますから最初の設定をしっかりと行ってください。ここができていればあとは単純な算数で大丈夫です。
目の前に数がたくさん出てくるとそこに目が行きがちですが、今までがどうなっていて、この先どうしたくて、何をすれば良いのか、を考えていきましょう!
※アクセス数
分かりやすくするためにアクセス数としています。セッションでもユニークユーザでも構いません。