web業界に疲れた中高年の話
※WEBやデータ分析に関する投稿をみんなでしてみよう Advent Calendar 2020 – Qiita
の記事です。
webの業界に20年近くいて40を半ばも超えると、疲れたというかやる気がないというか慣れたというか、とにかく勤続疲労みたいなのがあるわけです。単に年をくって疲労が抜けにくくなったのかもしれませんが。そんな中高年目線でうだうだと。
ちなみにアドベントカレンダーとは
アドベントカレンダー (Advent calendar) は、クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーである。待降節の期間(イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)に窓を毎日ひとつずつ開けていくカレンダーである。すべての窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことになる。
アドベントカレンダー – Wikipedia
のことなので本来の意味に全くそぐわない内容です。
同じことを繰り返しているように見えて疲れた
- 何かしら新しいカタカナ用語が出る
- それをすごいものとして営業する
- 気になる人がやってみる
- うまくいかない(ごく一部でうまくいく)
- 成功事例っぽいものがメディアに載る
- 東京で飽和する
- 地方で営業する
- 1に戻る
これに疲れました。こんなことをやっているのなら何もしないほうがいいだろうし、なにか1つのことをしっかりやったほうがうまくいくんだろうと思います。個人的にはGoogle アナリティクスが出たころにいろいろいじくってましたが、10年ぐらい前から「アクセス解析は意味がないですよ」と言い続けてきました。
手法で何かかが解決するわけではないですし、そこそこの規模がないと数%の改善なんてそこまでの手間のほうが赤字なわけです。やったことの結果を検証して改善していくにはいいですけどね。
新しいものに疲れた
Appleが新しいものを出そうが、Google アナリティクス 4が出ようが、5Gが出ようが、なんとも思わんのです。 ふ~ん、で終わる。
web業界にかかわりそうな新しいものが新しく見えなくて何の興味もわかない。皆さん売るために頑張ってますねという冷めた目で見てるだけ。流行ればデカい企業が真似をしたり無料で出してきて、どこかとどこかがくっついたり買われたりしていくだけ。
それによる変化の恩恵にあずかっているはずだけど、何かが変わった気もしない。
座っているだけの人と話すのに疲れた
わからないことはGoogleで調べる。本をAmazonで買う。チャットで誰かに聞く。現場に行かない。
これに疲れました。読んだり聞いただけでわかるのであれば日本人はみんな英語を話せるようになっていることでしょう。知識と経験の両方がないとわかるようになってこないのに、座っているだけの人が多い。
特にECにかかわっている人はwebというかネットだけでどうにかしようとする人が多い。そりゃ値引きとかクーポンのことをドカンと告知すれば結果は出るだろうけど、お金がある人が勝つだけなのでそれだけの話です。ユーザーとコミュニケーションをとりながら何かをしている人なんてごく少数かと。接客なり商売なりの現場に行くだけでわかることはたくさんあるんですけどね。
そんなことを言っている自分にも疲れた
完璧な老害です。今の若いもんは、とは言わないですがこうしてブログでうだうだ言っている自分に疲れます。文句を言っても何にも変わらないとわかっていても言っている自分に疲れました。
じゃあどうするんだ?ということですわ
急に前向きな話です。やる気のない中高年はどうすればやる気が出るのかという話。
- 仕事から離れる時間を多くする
- 新しいことに時間を割く
- 若い人たちの話を聞く
- 趣味に生きる
- 健康に気をつかう
こんなところかなと思ってます。
仕事から離れる時間を多くする
若いころほど長時間働く体力も気力も集中力もないので短時間に集中してやり切ってしまわないとだめです。だめだと思ったら切り上げて別のことをする。そのうちに体力か気力か集中力のどれかが回復するので、回復した力でできることをやる。
今までは前半と後半だった仕事を1Q~4Qに分けるイメージ。なんならNFLのように途中にCMタイムをどんどん入れてもいいです。とにかく短い時間にすべてを注ぎ込まないとだめ。
仕事ではない新しいことに時間を割く
ずっと同じことをやっていると文句しか言わなくなるので、ちょっとずつでも新しいことをやらないといけません。新しことをやるとその世界では新入生なので新鮮な気持ちでいろんなことに取り組めます。
仕事じゃなくても何でもいいです。とにかく新しいことをすると頭も体も新しいことに合わせないといけないので、いろんな刺激があるわけです。
そんなことをやっていると「あれ?これって今までのこれに使えるよね?」と思うことが増えてきます。いろんなことに共通なことと特異なこと、これがわかれば理解があっという間に進みます。進めば楽しいです。楽しければこんなブログも書かなくていい…はず。
若い人たちの話を聞く
とにかく目が輝いているのが良いのです。果たして自分にもこんな時期があったんだろうか?と遠い目をしながら若い人たちと話すとこっちもやる気になります。
若い人たちが頑張っているんだからその先の石をどけておこうとか、違った道に行ったときに正しいというか別の道を教えてあげようとか、この先にはこんなものがあるよと伝えてあげようとか、邪魔にならないようにひっそりと見守ろうかなと思うわけです。引っ張るのは疲れるので。
趣味に生きる
趣味でやっていたことがいつの間にか仕事になるかもしれませんし、仕事だと思っていたことが趣味になっているかもしれません。うまくいけば趣味という共通項で新たなつながりができて、そこからお互いの仕事が発覚して、それならお願いしよう!ってことになることも。
とはいっても中途半端ではよくないので、それなりに時間をかけてじわじわと趣味に生きているとそれっぽい空気を出すことができると思います。役に立つかどうかわからんですが芸は身を助けるんでしょう。
趣味と仕事を分ける必要もないので「オレはこれが好きだ」とSNSなどで言ってみるもいいと思います。主張が強すぎると面倒くさいので控えめに。
健康に気をつかう
中高年になると体にガタが来るので気を使わないと仕事どころじゃないです。とはいっても、パーソナルジムに通って…というほど意識が高くないので低空飛行で気を使ってます。
- 安い折り畳みエアロバイクをこぎながらサッカーを見たりデイリーミッションをこなしたり
- 馬原のYouTubeを見ながら何となくトレーニングしたり
- 家族と話しながらストレッチをしたり
- 外出時以外は可能な限り茶色と酒を控えたり
- 月イチで鍼に通ったり
といったところ。可能な限り今の生活の中に融合させていけば時間の無駄もないです。個人的に鍼はおすすめです。肩こりも腰痛も軽減されますし、筋肉が緩むのでストレッチの効果も上がります。もちろん頭もすっきりするので効率も上がります。
スポーツ選手でもベテランになればフル出場は難しくなってきて、代打だったりここぞという試合だけの出場になりますが、そこできっちり仕事をするための準備を怠らないようにするのと同じですね。長く現役を続けるためのメンテナンスに時間をかけないといけないし、そのメンテナンスに新しいことを取り込んでいけば刺激になるし、そこから趣味になっていくかもしれません。
「それのためだけ」のことをしなければ意外とたくさんのことが同時に進みます。
まとめみたいなの
最新の技術とか仕組みの勉強もしながら精神的にも肉体的にも健全な生活を送っていけば、webやデータ分析の仕事もうまくいくと思います!(無理矢理)。
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