プロ野球選手のセカンドキャリアって何も考えられていないんだなって思った
“戦力外後の野球人生”に道筋を|コラム|スポーツナビを読んでそう思ったわけです。
「球団にいる時から、野球を辞めた後、どうするかを考えておくことが大切です。いつも選手にアドバイスしていることは、『大きな文字だけでいいからスポーツ紙だけでなく一般紙を読むこと』。そして『貯金をしておくこと』です。引退後にお金があれば、仕事を探す余裕も出てきますから」
スポーツ選手である前に社会人なんだからこれぐらいは気にしておけよ・・・って思うんですよね。
さらにこれ。
当然のことだが選手も野球で結果を出すことを第一に考えているため、なかなか話に耳を傾けてもらえない。そもそも、NPBにセカンドキャリアを担当する部署があることすら知らない選手が多いという。
「キャンプなどで話をしても、選手が相談に来づらい環境があります。周りも『あいつ、もう次を考えているぞ』とネガティブなイメージを抱きますからね」
そりゃそうなんだけど、例えば指導者を目指していればその意識で練習にも試合にも取り組むだろうから結果も変わってくるでしょうし、首を切られる不安も和らいでくるでしょうから安心して練習できるのではないかと。
選手も不安に感じている再就職だが、求人はあるものの、人材が不足しているというのは意外な点だ。しかし、せっかく一般企業に就職をしても、ほとんどの人が辞めてしまうという現状がある。
「自分が何をやりたいのか分からないまま、紹介された会社にただ行くだけだからこうした結果になってしまうのだと思います」
世間知らずのお坊ちゃま・・・という感じです。
この記事を読むとさらにプロ野球の寂しさを感じてしまいます。
浦和のスタッフとして歩む第二の人生|コラム|サッカー|スポーツナビ
浦和OBだからこそできるスタッフの仕事|コラム|サッカー|スポーツナビ
「正直、大変だなと。いまの自分には業務内容も難しいですから。本当に新人だなと日々、痛感しています。他のスタッフの方々はいろいろと気を遣ってくださるのですが、一歩でも会社の外に出れば、新人扱いはしてくれませんからね。実際に一般的な社会人で、35歳となれば、相応の知識も経験もある年齢ですから。まだ半年、まだ1年ということで大目に見てもらえるほど甘くはないと思っています」
チームの営業ということもあるでしょうがやはり意識が違います。新人という意識をもって望んでいますよね。世間では当たり前のことなのに何故かすごいことのように思えてしまうのもちょっとおかしいのですが。
こういった記事読むと宮本のコメントがしっくりきます。
第6回:宮本恒靖が語るセカンドキャリア 元プロサッカー選手の可能性とは|宮本恒靖コラム「リーガに学ぶ」|WOWOWオンライン
日本の選手の中にも、フットサル場を経営するような人が増えていて、そういった活動は現実的に、将来の経済面の支えになると思います。ただ、セカンドキャリアを意識するあまり、サッカーを全力でプレーできない状況になってしまったら本末転倒です。プロ選手であると同時に何かをやることが大事というわけでなく、選手を引退した後に何ができるのか考えてほしい。そうするために、小さいうちからサッカーだけをやっていればいいという考えではなく、広い視野を持ってほしい。時間は必要だと思いますが、育成年代から、広い視野を持つことの必要性を教えていけば、そういった選手は増えると思います。
まさにのその通り。
プロスポーツ選手でなくてサラリーマンだろうがフリーランスだろうが経営者だろうが、今が続くと思わずにその先のことを考えて動かないといけないですよね。そう考えることが周りの人の安心につながるし思い切った仕事にもつながるでしょうから。
で、なんでこんなことを思ったかというと、冒頭の記事を読んでこれが浮かんだからです。
Jリーグの行動科学を読んだ | 運営堂
過去の知識が今の情報とつながると急に他の情報ともつながるから面白いですね。
Coldbox(WPのテーマ)の広告機能をテスト中です。