Google アナリティクスのページの価値が目標値以上になる理由
Google アナリティクスで目標値を設定するとページの価値というものが見られるようになりますよね。目標に至ったユーザーが見たページがどれなのか?を調べるときに有効な指標で必ず見ておきたいものでもあります。
そのページの価値が目標値を上回ってしまうという現象があったので調べたところちょっと意外な原因が分かりましたのでまとめておきます。
■ページの価値の算出方法
- $インデックスの意味と活用方法 , カグア!Googleアナリティクス解説Blog
- $インデックス – アナリティクス ヘルプ
- 「ページの価値」を理解する[第21回] , Web担当者Forum
- アナリティクス 日本版 公式ブログ: ページの価値 コンテンツをビジネス視点で評価する
以前は$インデックスという名前だったのでその時の記事も入っていますが算出方法は変わっていません。詳しくは説明しませんがこれを読むとページの価値は目標値以上にはならないことが分かります。
※ヘルプってちょっと前までページの価値だったのに$インデックスに戻っているような・・・。
■こんな現象が出てませんか?
下図は目標値を100で設定している時のものなのですが、ページ別訪問数が1なのにページ価値がそれ以上になってしまっていますよね。この現象が気にならない人も多いと思いますが見てみるとこうなっていることってあると思います。
■原因は「ページ別訪問はURL+ページタイトル」で個別性を認識しているため
URLだけではなかったんですね。
では「URL+ページタイトル」で個別性を認識しているとどうなるのか?を説明していきます。
URLが同じでページタイトルが異なる場合
例として住宅系のサイトでの「物件検索」でありがちな流れで説明します。下図の流れだと01.htmlのページ別訪問数は1なのでページの価値は100になるはず。でも実際はそうなりません。
「URL+ページタイトル」で個別性を認識しているのでページ別訪問数をURLとページタイトルを表にするとこうなります。
この場合のページの価値は下の図ようになっているように思えます。
しかし、URLが同じために実際はこのように合算されてしまうんです。
■まとめ
ページの価値は実際は「URL+ページタイトル」でページ別訪問数を計算するため、裏の集計上は下記のようになっていますが、
01.html+検索結果1 100円
01.html+検索結果2 100円
01.html+検索結果3 100円
02.html 100円
最終的に表示するレポート画面では、上の3つがURLでまとめられてしまうため、合算される処理が加わり、
01.html 300円
02.html 100円
と「ページ」レポートでは表示されるようです。
こういったことや住宅、人材、通販などの検索をさせるサイトで発生すると思いますのでページの価値でコンテンツを評価する時には注意が必要ですね。