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アクセス解析をしている人間が暑い時に外出するとこんなことを考えるというお話し

暑いですね。それしか言うことがないですね。

こんな時って「暑いって言ったら100円な!」って言いたくなりますが、アクセス解析をやっている人間(おそらく私のみ)はこんなことを考えるのです。

■外出時の自分の行動を最適化するためにまずは「日陰キープ率」を測る

暑い時の外出ってできるだけ日陰を歩きますよね?

そんな行動を数値化するために「日陰キープ率」を測ってみましょう。
測り方は簡単で「外に出てから目的地に着く間にどれぐらい日陰にいたのか?」を感覚ではかります。

20分外に出てそこそこ日陰を移動できたかな?と思えば60%、あんまり日陰に入れなかったかな~と思えば30%といった感じです。

電車に乗っている時間や地下を歩いている時間も「日陰キープ率」時間に含んで構いません。

■日なた滞在時間を算出する

先ほど測定した「日陰キープ率」と「外出時間」から「日なた滞在時間」を算出します。算出式は以下の通り。

日なた滞在時間/分=外出時間/分×(1-日陰キープ率)

です。

このような感じになります。

Aさんは20分外出したけど建物の日陰などを通りながら移動したので実質は8分しか日光にさらされておらず、Bさんは外出時間こそ短かったものの10分以上日光にさらされたということが分かりますね。

■計測するものは測ってて楽しいもの、増やしたいものをできるだけ選ぶ

日なた滞在時間を算出するのなら初めからその時間を測れば良いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、暑い中で日なたにいる時間をわざわざ考えながら移動するのって大変ですよね。

「日陰キープ率」であれば自然と増やしたくなりますし、ちょっとした日陰でも利用してやろうと思うのでゲーム性も高まりますよね(多分私だけ)。

科学の実験などもそうですが測っていて楽しいものや増えて楽しいものじゃないと測る気になりません。これって実はとても重要なことでして、仮に測る気をなくしてしまうと計測そのものがいい加減になってしまってそれ以降の計算が全く意味をなさなくなってしまうことがあるんです。

減点法じゃなくて加点法、これが継続的に計測する秘訣です。

■さらに「許容可能日なた滞在時間」を決めておいて「最大日なた滞在時間」を測る

日なたを移動する時って3分ならなんとか我慢できるけどそれ以上になると大変だな~といった感じで、これ以上あるいたらダメ、という目安みたいなものがあると思います(多分これも私だけ)。

ですので、あらかじめ「許容可能日なた滞在時間」を設定しておき「最大日なた滞在時間」も測っておきましょう。

先ほど「測ってて楽しいものや増えて楽しいものじゃないと測る気になりません」と書きましたが、「最大日なた滞在時間」は自分がどれだけ我慢できたのか?を示すものなので、自分の頑張りが分かる数値です。ですので、なんとか測ることができるのではないかと思います。

先ほどの例に当てはめてみましょう。

Aさんは日陰キープ率が高かったのですが実際は連続して日光にさらされている時間が長く、自分の許容できる時間を超えてしまっています。しかし、Bさんは日陰キープ率は低かったものの自分の許容時間を考慮して日なた滞在時間が長くならないように移動したことになります。

というわけで、実際にあまり暑くならないように移動できたのはBさんという結果になりました。

■もうちょっと精度を上げたい場合は

  • 天候
  • 気温
  • 湿度
  • 外出時の時間
  • 地域

といった指標を追加していけばいいですよね。
この場合、あまり手間がかかってもいけないので必要な時に必要な指標を追加するようにしてください。

■測るには測りたいことがあることが大切

こんなバカげた計測でも「なんとかして暑い時期の移動を楽しみたい!」という私の欲求があって初めて実行されるわけです。上でも書きましたが測りたいことがないのに測っていても長続きすることは少ないです。

そして、測りたいことがあれば数値や指標は何とかして考え出すことができるのです。

ツールが出した数値を読み取ろうとするのではなくて、まずは自分が知りたいことややりたいことをはっきりさせて、必要な数値だけを見るようにしましょう。そうすれば解析ツールの数字の解釈で悩むことも少なくなるはずです。

※暑さにやられたわけではありません。