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ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルールを読んだ。

アクセス解析ではグラフや表を使うことが多いですし、セミナーや勉強会でのスライドも図や表を使うことが多いですよね。

そんな時に自分の言いたいことを分かりやすく、正確に伝えるための方法を知るために読んでみました。

■シンプルに!シンプルに!シンプルに!

これは本の最後に書かれていたのですが、やっぱりシンプルにするのが一番です。
注釈にも「図やグラフは芸術作品ではありません」と書かれていて見栄えよりも伝えたいことが伝わるのか?を考えないといけないということですよね。

紙面の都合などで一つのグラフにたくさんの情報を詰め込みたくなりますが、それをしてしまうと理解するのに時間がかかってしまいますし、誤解を与えてしまい場合すらあります。

「一つの図で言いたいことは一つのこと」という基本を忘れてはいけませんね。

また、色やフォントも同じでたくさんの色を使ったり、斜体などの装飾をしても何の意味もないということも書かれていました。

■あとは統計でウソをつく方法と似たような感じ

統計でウソをつく方法を読んだで書いたような数字の取り扱い方が書かれていました。中央値・最頻値・平均値の話、標準偏差の話、円グラフでの面積の取扱いなどなど。

このあたりを知らないと自分の言いたいことが伝わらずに、誤解された数字が独り歩きしかねません。

1時間もかからず読めてしまう本ですのでサッと読んでおいて、実際に図やグラフを作るときに必要なところを確認していくといいですね。

ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール
ドナ・ウォン
かんき出版
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