はじめてのAzPainter2を読んだ&使ってみた。
著者の吉田さんから献本いただきました。
大学の授業ではGIMPを使っているので、AzPainter2はどのようなソフトかには興味がありましので、ダウンロードして使いながら読んでみました。
■インストールいらずは便利!
授業で使う際に一番困るのがインストールです。大学のPCならいいのですが、学生が家でやりたいとなった時が問題です。課題提出前は学内のPCが埋まって作業できなくなる時がありまして、その時に出てくるのがこの二つ。
- インストールできない
- バージョン違いで大学(or自宅)でファイルが開かない
前者ならまだしも後者の場合、提出日に開かないとなると学生はパニックですよね。泣きそうな学生のファイルを私のPCで開くことも多々ありました。そんな時のためにインストールしなくてよいのはとても便利です。USBメモリに入れてもいいし、メールに添付してもいいし、Dropboxなどに入れておいてもいいですからね。もうこれだけで十分(笑)
■説明が分かりやすい!
著者の吉田さんは過去にもPhotoshopの本などを出版されていますし、ご自身もWebアナリストすみれを連載されているので、とても分かりやすく書かれており、この本に書かれているように進めていけば初心者でも1~2時間でそこそこできるようになると思います。また、「はじめての」と書かれている通り基本的な操作に紙面が割かれていますので、今までペイントソフトを使ったことがない人にもわかりやすいです。
■目次はこんな感じ
はじめに
添付CD-ROMの内容
第1章 基本操作
[1-1]「AzPainter2」とは [1-2]「AzPainter2」の導入
[1-3]「AzPainter2」の基本画面 [1-4]基本メニュー
[1-5]基本ツール [1-6]基本作例(1)
[1-7]基本作例(2) [1-8]色の基礎知識
[1-9]フィルタ(1) [1-10]フィルタ(2)
[1-11]フィルタ(3) [1-12]フィルタ(4)
[1-13]フィルタ(5) [1-14]合成モード
[1-15]パレット・ウィンドウ [1-16]テクスチャ・ウィンドウ
[1-17]色を塗らないテクニック [1-18]いろいろな線のテクニック
[1-19]その他ウィンドウ、グリッド操作
[1-20]ショートカット、メニュー [1-21]環境設定
[1-22]ペンタブレットの設定
第2章 制作テクニック
[2-1]二重円を作る [2-2]「ベタフラッシュ」を作る
[2-3]影付き縁取り文字を作る [2-4]ビーズ模様を作る
[2-5]流星を描く [2-6]ガラス玉を作る
[2-7]ワープ走行風景を描く [2-8]キラキラを表現する
[2-9]メタリック文字を描く [2-10]ベジェ曲線(1)
[2-11]ベジェ曲線(2) [2-12]イラストを描く
[2-13]アニメ風イラスト(1) [2-14]アニメ風イラスト(2)
[2-15]アニメ風イラスト(3) [2-16]アニメ風イラスト(4)
[2-17]アニメ風イラスト(5) [2-18]厚塗り
第3章 画像処理テクニック
[3-1]画像の切り抜き(1) [3-2]画像の切り抜き(2)
[3-3]画像の切り抜き(3) [3-4]合成画像を作る
[3-5]画像をボカす(1) [3-6]画像をボカす(2)
[3-7]画像の補正(1) [3-8]画像の補正(2)
[3-9]グラデーション [3-10]画像の修正
[3-11]写真のような表現 [3-12]複数枚の合成
■これとNAVERフォトエディターで完璧!?
画像処理はAzPainter2はやや苦手なのでそんな時はNAVERフォトエディターが便利ですね。この二つがあれば学生も自宅で作業ができますし、バージョンの悩みもありません。こういったものが無料で使えるなんてすごい世の中になったものです。
パソコンでお絵かきをしてみたい方にはおススメのソフト&書籍です!
工学社
売り上げランキング: 262067