運営堂ブログ

9/27にチェックしたニュース、気になる記事など。無料だからといってとりあえず始めても何もいいことがない。簡単に儲かることもないし、現状打破できるわけでもない。もうそろそろちゃんと考えよう。

明日のマーケティング: ソーシャルメディアのROI。ファン数とかエンゲージメント率なんて指標でごまかすのは、もう終わり?

ソーシャルメディア・マーケティングにおいては、緻密なデータ分析をして最終目的である売上を向上するための戦術・戦略をたてる。そして、緻密なデータ分析をして結果を検証する。

これはリアルも同じ。昔から同じ。ソーシャルなんて言葉に惑わされていたのでは。

だからwebもリアルと同じでがんばらないとダメなんだって*ホームページを作る人のネタ帳

現実でもネットでも、日夜どうするべきかを考えて、調べて、リリースしてる人には勝てやしないってことです。

かの有名な孫子ではこう書かれています。

夫れ未だ戦わずして廟算[びょうさん]して勝つ者は、算を得ること多ければなり。未だ戦わずして廟算して勝たざる者は、算を得ること少なければなり。算多きは勝ち、算少なきは勝たず。而るを況や算なきに於いてをや。吾れ此れを以てこれを観るに、勝負見[あら]わる。

勝算のある時は勝ち、少ない時は勝てない。当たり前のことですが、きちんと考えて検討することが大切。

ファンは増えたけどそれで? と感じる企業に朗報、Facebook効果測定ツールの提供相次ぐ 日経デジタルマーケティング
メルマガ会員感覚で始めるとこうなるのでは?確かにソーシャルメディアはよく分からないものではあったけど、踊らされた感あり。

【メルマガコラム】「解析ROI」を意識する « アクセス解析の協議会 アクセス解析イニシアチブ

無料の解析ツールが多くあるため、「アクセス解析は無料」と勘違いされる方もいらっしゃいます。しかし、仮にツールは無料でも、分析そのものには内製でやろうが外部に依頼しようが人的工数がかかってきます。「ここまでやればOK」という基準もありません。もちろん、アクセス解析を踏まえてその次の「改善」の行程も踏まなければ、ビジネスはよくなりません。

(中略)

「解析ROI」というのは、わたしも意識している点のひとつです。分析から改善の施行をするまでの一連の行程の工数が想定されるリターンと見合わないのであれば、「しない」という判断も必要である、そういうことだと思います。

ここのところ解析界隈でよく聞きますし、以前からある問題ですね。
「無料だから」という理由で勧めない、始めない。肝に銘じておきたいです。

文句ばかり言っていても仕方がないのでソーシャル活用のヒントに。

アトリビューションとメディアビジネス アトリビューション Attribution Managementの情報サイト Attribution.jp

アトリビューションは広告主への恩恵がフォーカスされがちですが、メディアビジネスへのインパクトも大きいと思います。第三者配信の再注目も大きいですね。メディアビジネス側としては、まずはアトリビューション分析のための測定ができる環境を準備するところから始まると思います。

やはり分析のための効果測定から、なんですね。

今日はこれら以外にも気になる記事がありましたが、あえてこれだけにしておきます。

何のために、何をやっているのか?
自社のために、人から奪っていないか?
クライアントのために、エンドユーザーから奪っていないか?

無料だからという理由で始めたものは無料だからという理由で止められてしまいます。

始めはそこそこ良かったけど、この無料ツールダメだったね、無料だからといわれてやってみたけどダメだったね、無料で上手くいけばと思ったけど甘かったね、こんなことはよく聞かれるのではないのでしょうか?

何のために、何をやっているのか?

無料といえどもここを考えないと結局は損をするということですね。

節電、省エネ、コストカット、無料、そんなことを言う前に「やらない」のが一番に決まっています。じゃあ、何もやらないかというと、何もやらないと衰退していきますので、やるべきことをやる、それだけではないかと思います。