運営堂ブログ

ひっそりとログを見る会(ひろみ会)が開催されました

6/7(火)21~23時にひっそりとログを見る会(ひろみ会)が開催されました。参加者は@hibukuroさん、@tomotanaさん、@kagua_bizさん、私の5人(他1名)で、参加者の一人が管理しているサイトやアクセス解析を見ながら改善点を見つけていくという流れです。最初は収集つかないかな~と思いましたが、意外と最後はまとまって有意義な2時間でございました。

■こんな感じで話し合い

開催まで

  • 対象のサイトと今までの経緯、概要を公開
  • Googleアナリティクスにユーザー権限で参加者を追加
  • Googledocsのスプレッドシートに参加者が意見を記入して共有

まずはここまでが事前準備です。既にこの段階でかなり具体的な問題点が明らかになっていたのは皆さんさすがとしか言いようがありません。また、人それぞれ見ているポイントが違っていて、細かく解析する人やユーザー目線で解析する人がいてかなり新鮮でした。

いきなりGoogleアナリティクスのアカウントを渡されて解析してください、ではなくて、今までの経緯や概要が分かっているだけでも解析の方向性が絞り込めますし、Googleアナリティクスに出てこない部分の問題も見つけることができるので、やはり事前の情報は必要ですね。

開催中
Googledocsのスプレッドシート、Googleアナリティクス、実際のサイトを見ながらGoogledocsのチャットで話し合いました。チャットは別に何でもよかったのですが、皆さんの意見の書いてあるGoogledocsが一番わかりやすかったので、そのまま使った感じです。

実際に解析をしているとサイトの管理者に聞きたくなることがいくつも出てくるので、それをすぐに聞きながら解析できるというのもスピード感があって良かったですし、誰かの意見が発端となってどんどん改善案が出てくるのもリアルタイムならではといったところです。レイアウトの問題、ユーザー(ペルソナ)の問題、コンテンツの問題、運営の問題、参考サイトとの比較、具体的な改善策などなど、わずか2時間でしたが、かなりのボリュームの問題点&改善案が出てきました。

そして最後にチャットの内容をスプレッドシートにまとめて完了。

■グループでの解析もありだと実感

気づけば当たり前なのですが、サイトの解析を一人でやっていると考えも解析手法も偏りがちですので、より良い改善提案をしようと思えば複数のアナリストが集まって進めていくのが一番ですよね。この人はデバイスを軸に、この人はユーザーを軸に、この人はビジュアル面を軸に、といった感じでそれぞれの得意とする解析分野での指摘を行っていくことで漏れがなくなりますし、他の人の解析をフォローすることもできます。

今までは「Webアナリスト」でひとくくりでしたが、これからは特定の分野に特化したアナリストが出てくるかもしれませんし、そうしないと分析できない時代が来るんじゃないかなと思います。制作だって昔は一人で十分でしたが、今ではとてもじゃないが無理なのと同じです。それだけアクセス解析も進化して複雑化してきたということでしょうし、アクセス解析という言葉自体も古いのかも知れませんね。

webアナリストという肩書はなくなって、webに関わる人間に当たり前の知識になる。と自分も思う。にも書いたことと同じです。

いや~、解析をしている人だけで、解析をするって本当に楽しいですね(笑)

他の参加者の方々の記事はこちら。
ネットを使った共同アクセス解析のフレームワーク , カグア!
アクセス解析を共同評価ですすめる方法 , 東京、横浜のホームページ制作、ウェブサイトコンサル、アクセス解析コンサルの 株式会社ハマ企画