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アクセス解析サミット2011 「データを活かせ!チームを動かせ」に行ってきました。データメタボになってはイカン。

アクセス解析サミット2011 「データを活かせ!チームを動かせ」 6/2(木) « アクセス解析の協議会 アクセス解析イニシアチブ
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アクセス解析イニシアチブの「アクセス解析サミット2011」に行ってきました。今回のテーマは「データを活かせ!チームを動かせ」ということで、まさにその通りのデータを使ってどうするのか?アクセス解析をしてどうするのか?という点についての講演が多かったです。ツールが発達してデータはたくさん出るようになりましたが、「解析はお金を生まない」と言われてしまいがちなので、そこをどう解決していくか?、という悩みに答えてくれるものばかりでした。

さらに、別フロアで代表の大内さんとリスティング三銃士(西村さん、鷲見さん、阿部さん)による相談会もあったので日頃の悩みも解決できて個人的には大満足の1日でした!中継を見ながらハッシュタグを追いかけて、さらに仕事もできましたし(笑)

■規模の大小、予算の大小は関係ない

やはり基本的な考え方は共通で、目的があってそのためにどんなデータを取ってどんなアクションをするのか、ということに尽きます。あとはそれをどんどん繰り返す。PDCAとかまどろっこしいことを言わずにとにかくやる。やらないんだったらデータを取るだけ無駄。そう思ってやらないと組織にも広まらないし、効果も出ないんだということに改めて気づきました。

また、大きい会社や予算のある会社は違うんだろうと思っていたら、そうではなくて逆に組織が大きいために身動きが取れなくて、なかなか浸透しづらいということが現実でした。確かにかかわる人が多ければ、それぞれの立場で意見が出るので集約できないし、ただでさえ忙しいのにアクセス解析をやる時間なんてなかなか取れないんでしょうね。このあたりについては最後のパネルディスカッションで久保井さんが話しておられたことが印象に残っています。他にもたくさんありましたが、このあたりはどんな場合にも適用できますよね。

  • アクションにつながらないデータは取らない
  • ツールが違えば(同じ指標でも)数字が異なる。この違いを説明することにビジネス的な意味はない
  • 会社の意思として解析を推進するとトップに発信させた

同じようなことを経験されている方のまとめも参考になります。
アクセス解析を社内に浸透させる 『「発信」と「吸収」のサイクル』 – リアルアクセス解析
アクセス解析サミット 講演資料や関連情報 その2 « アクセス解析の協議会 アクセス解析イニシアチブ(楽天の事例をご覧ください)

■Webアナリストの仕事は「データを活かせ!チームを動かせ」ですね

レポート作ってもなかなかクライアントが動いてくれない。社内で理解を得られない。なかなか効果が出てこない。こういった悩みは多いと思いますが、これは当たり前のことで解決すべき問題であることなんだと改めて実感。そして、解決するためのノウハウもあるということ。あとはやるかやらないか。アクセス解析限らず、仕事全般に当てはまることではあるんですが、何故かここの認識が抜けがちです。

自分がやっている仕事も、おそらくやらなていいことがたくさんあって、もっと他の何かを出していないから周囲を動かすことができていないんだと思います。活かす、動かすことを考えていればもっとシンプルでもっと分かりやすくてもっと効果的なものが生み出せるはず。

食べて、消化して、出して、成長する人間と同じということですね。

データメタボにならないように。