アクセス解析を初めて知る人に話す時に考えること
日頃からこういったことばかりしているので、すぐにアクセス解析の話をしたくなりますし、そっちの方がすらすらと話せるんですが、初めて聞く人にとってはセッションがどうのとか、直帰がどうとかいきなりを話されててもチンプンカンプンになってしまいます。
こういったときは「できるだけアクセス解析について話さないこと」を考えています。
■考え方を知ったほうがいい
日頃から体温や体重や人によっては血糖値を測っている人は多いと思います。これってそのまんまアクセス解析と同じことをやっているんですよね。目標体重なり平熱なりを知っておいて、それがどれぐらい変化すると危なくって、どうすれば正常に戻るかを知っていればそれに対処するだけです。それだけでは対処できない時に病院に行ったりして専門家に診てもらうわけです。
こう考えるとアクセス解析は簡単になります。
- サイトの健康状態を表す指標を知る
- 通常はどれぐらいかを知る
- どれぐらいになったら異常かを知る
- その原因として考えられることを知る
- その対処法を知る
これだけのことです。
数字を追っかけすぎるを難しくなってきますし、セッションだとかコンバージョンだとかはここを理解すればスッと理解できます。
■知っておく用語はとりあえず6つ
- アクセス数(もしくはセッション数、ユニークユーザー):来た人数
- ページビュー:見られたページ数
- 直帰(数、率):1ページだけ見て帰ること
- 離脱(数、率):サイトから出て行ってしまうこと
- 参照元:自分のサイトに来る前に見ていたところ
- コンバージョン:目標
Google Analyticsなどのツールを入れると数字だらけになってしまいますが、とりあえずはこれだけを知っていればどうにかなります。あとは切り口として時間ごとだとかページごとだとかで見ていけばいいわけです。
専門家に話す時も「使っているツールは○○で平日のアクセスは○○、ページビューは○○ぐらいです。参照元はYahooが多くなっていて、直帰率はこれぐらいです。」と話してもらえれば概要は伝わるはずです。
■自分がやることと他人がやることを区別
アクセス解析はやればやるほど奥が深くなっていきます。自分は専門家の言っていることがわかればいいのか?上司などに報告できればいいのか?自分で分析するのか?などをちゃんと頭に入れておいて、やるべき範囲を決めておかないと底なし沼にはまっていきます。まずは基本的なところから押さえていきましょう。
あとは実践あるのみです。