「事例で探るアクセス解析最前線」に行ってきました。
アクセス解析セミナー「事例で探るアクセス解析最前線」に参加してきました。普通に仕事をしているとなかなか触れることのできないような内容でとても有意義でした。
◆「顧客接点を進化させるYouTube動画 そのビジネス効果と事例」
~長谷川 泰(はせがわ たい)さん グーグル株式会社~
Youtubeの基本的な機能とアクセス解析、事例などのお話でした。Yutubeって日本で第3位の検索回数があるサイトなんですね。確かにYoutubeはまず検索ですから。基本的な機能の部分は知っていることが多かったんですが、アクセス解析の部分は全く知りませんでした。特にインサイトという機能でどの動画をどこから来た人が見て、どの時間帯で離脱したのかなどが分かってしまうスゴイツールでした。けっこう前からあるようなんですが動画を使ったプロモーションは関わったことすらないので全く知りませんでした。これは一度触ってみたいツールですね。ちなみにGoogle Analyticsも連携させることができるようですが、インサイトと比べると見劣りがしてしまいました。
◆「出来る事からやってみた、リクルートが取り組むスマートフォン・Twitterのアクセス解析」
~齋藤和樹さん 株式会社リクルート~
取る→見る→改善する、のステップがとてもしっくりきました。アクセス解析は何を取りたいかが分かっていればやることが分かるし、その前提で見ればなんとなくデータを見ることもなくなります。さらに改善までがステップに入っているのでどこまでやったらいいかが分かりますよね。ものすごく基本的なことなんですが、「見る」ことだけがクローズアップされている感がありますので、ちゃんと覚えておきたいところです。スマートフォンやtwitterも考え方は同じでまずはなにをどうやってとるか?という部分で試行錯誤をされていました。
◆「『個客』の長期分析で見えたコンバージョンの本当の理由」
~内野明彦さん 株式会社コンフォート・マーケティング~
現在のアクセス解析の限界についてのお話が興味深かったです。コンバージョンしたセッションだけを追いかけていると、そりゃあそれっぽいページしかアクセスしていませんが、ユニークユーザ(ユニークブラウザ)単位それ以前の訪問時に見たところが分かれば購入に至った動機もわかってくるわけです。最初は検索が多くそれ以降は直接参照が多くなってくるとのお話でしたが、講演後にお聞きしたところブックマークではなくて、アドレスバーにURLの何文字かを入れたり、アドレスバーにある履歴から来ているのではないかということでした。確かに自分もうそういったことをするので納得でした。
◆「口コミ伝播データをマーケティングに生かす Twitterやブログの大量データ分析から見える世界」
~橋本大也さん データセクション株式会社~
ネット上のキーワード分析といった感じのお話でした。過去6年分のブログや掲示板の記事からユーザーの動向を分析するのはかなり面白い作業ですね。丸一日かけて3000件ぐらいの記事を読みますとサラッと仰っていましたが結構大変ですよね・・・。また、特定のキーワードから今後起こりそうなこともわかってくるようで、特に炎上につながりそうなワードを事前に調べるのは大企業にとっては必須といってもいいかも知れません。
アクセス解析はどんどん進化しているので今後もこういったセミナーには参加したいですね。