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戦術と指揮を読んだ

個人的に中国の戦記や日本の戦国時代の小説が好きなので、戦略や戦術に興味がありまして、それを詳しく書いている本を探したところこの本を見つけたわけです。戦争というものは紀元前からず~~~~と人間が行ってきたものですし、命や国家がかかっているのでその考え方は当然今の時代のいかなるものにも当てはまるんじゃないかと思っています。

とりあえずはビジネスに役立つといった感じで書かれていますが、そんなことはちょっと触れる程度で基本的には軍事の話です(笑)
しかし、そこに書かれていることはものすごくシンプルかつ明瞭で無駄なものがないものでした。

個人的に参考になったところ

■戦いの9原則

  • 目標の原則
  • 統一の原則
  • 主導の原則
  • 集中の原則
  • 奇襲の原則
  • 機動の原則
  • 経済の減速
  • 簡明の原則
  • 警戒の原則

項目名を見るだけでどういったことかが分かります。
はっきりしない目的は迷いを生じさせますし、途中で目標を見失いと目先のことに振り回されてしまいます。如何にして目標を達成するかがポイントです。指揮命令系統もはっきりしていますが、生き残ることが最優先なので現場の判断で動くことも認められています(責任は負いますが)。このあたりの柔軟性は大いに参考にしたい点です。

■戦術を作る思考順序

  • 命題
  • 前提
  • 分析
  • 総合
  • 結論

これはもうアクセス分析そのままですね。
「前提」の部分が抜け落ちることがあるのが注意ですし、「分析」だけやっても意味がないことが分かります。

これら以外にも具体的な事例や設問などがあり、しかもその回答の理由がしっかりしているので考え方の参考になります。「なんとなこうなった」、ではなくこういった理由でこうなっている」、と話せば分析結果も説得の力のある提案になると思います。

一つのことを集中してやってみるのもいいですが、たまには関係ないことに頭を使ってみると得るものが多いのではないのでしょうか?

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4 軍隊の命令規範って意外と柔軟なんだぁ
4 理解するには・・
2 初期の著作なので、読後感がすっきりしない。
3 確かに面白い。ただ経営に役立つのかは疑問
3 実際のビジネスの場で使えるかは疑問ですが・・・