とりあえず分析(集計)するってこともありだと思う
ウェブ分析をするにはまず目標を設定しましょう!とかデータを見ても何も始まらないとか言われますし、それは正しいと思っているんですが時には「とりあえず分析(集計)する」ってこともありだと思います。
やっぱり人間って知りたいんですよね。だから週刊誌とかも売れるんでしょうし、芸能ネタなんてのもあるんだと思います。そこの知的(?)欲求が満たされないと次のステップに進みづらいのは当然なんじゃないのでしょうか。病院に行ってどこが悪のいのかもわからずにいきなり「酒とたばこはやめて食事の量を減らして運動しなさい」って言われても、はいそうですかとはならないわけで、やたらと検査をしてそれらしい数字を見せられるから納得するわけです。
アクセス解析を設置もしていないしカウンターがあるだけのようなサイトを持っているウェブ担当者は、自分のサイトの現状が知りたい!と切実に思っているはずです。そこで目標云々の話をしてもずれちゃうんじゃないかと。だったらきっちりと現状を教えてあげることからスタートするべきですよね。
そして、現状を知ると次に出てくるのは「これって上手くいってるんですかね?」という質問です。セッションがどんだけとかコンバージョンがどうとか言われてもそこを理解しようとはなかなかならないはずです。そうなった時に初めて「良いかどうかの判断はサイトの目標によります」ということになるわけです。問い合わせが何件ほしいとか売上がこれだけ欲しいとかをヒアリングして、共有できる目標(KPIとか英語は使わない)を設定して、実現するためにはこういったステップでやっていきましょう!となっていけばあとは予算の問題です。
何をするにも目標は必要だと思います。必要だからといっていきなりひねり出すものでもないと思います。ちょっとだけ遠回りした方が早道だったりする場合もあるはずです。零細企業、小企業の人たちとお話をしていると本に書かれていることや大企業の事例はなかなか当てはまらないですし、先方もそんなことは求めていません。そんなことよりもパソコンの使い方を教えながら現状の話をして、「クッキーって食べるものしか知らないよ」とか言われながら分かりやすいように改善提案をして結果を出すことが求められることなんだと思います。
東京に行くとこんなことを考えながら帰ってくることがよくあります。
基本的に日本は東京とその他の二つに分かれていると思っているので、その他はその他なりにその土地に合ったやり方を考えていかないといけないですね。以上、名古屋の片隅でダラダラと書いてみました。