経済産業省から「消費者向け電子商取引実態調査」が発表されています
消費者向け電子商取引実態調査の実施と結果の公表~我が国初!「消費者向け電子商取引」の産業構造を明らかにする統計調査を実施~
「我が国初!」と書かれている通り、ここまでまとまった資料は初めてではないでしょうか。
詳細は中身を見ていただくとして気になった点を
○事業者数
・産業別にみると、小売業が1万2832事業者(構成比46.6%)、以下、製造業、卸売業の順
で、この上位3産業で8割弱。
・年間売上高規模別にみると、3千万円未満の事業者が全体の約8割。
どのようなところを調査したのかが分かりませんが、売上高規模の区切り方がちょっとまずいんじゃないかと。
これを見ると1000万未満が60%以上なので、300万、500万ぐらいの区切りも必要ですよね。個人事業で1000万を超えるのは大変でしょうし、通販をメインでやっていないところもあるでしょうから。
○消費者からみた取引形態
・消費者が購入時に使用した端末形態の実態をみると、パソコンによる購入が1兆7964億円
で8割強。
・消費者の購入時の決済方法の実態を見ると、クレジットカードによる購入が1兆2976億円
(構成比44.3%)、以下、代金引換、銀行振込・郵便為替の順。
PCからの売上がまだまだ多いんですね。携帯に向かないものありますが、注文しやすさはやはりPCなのでしょうか。
決済はクレジットが一番なのは納得です。意外に多いのが銀行振込・郵便為替なんですが、郵便為替は全国で使えるので実は必要な決済方法だったりします。
その他にも「取扱品目別にみた消費者が選択した決済方法表」などのデータがありますので、ネット通販に興味がある方は一度ご覧ください。