【中小企業向け】GA4で最低限やってほしい初期設定
いろんな会社のGA4を見ることがあるのですが、初期設定ができているのをほとんど見たことがありません。設定しなくても使えちゃいますし、それっぽい記事を見てもいろんなことが書いてあるからわからないですよね。ということで、ここだけはやっておいて等設定をまとめました。
PDFを作ったのでそれを見て下さい
ご自由にお使いください。
誰かに渡すときは「運営堂さんからダウンロードしました」と言っていただけると幸甚でございます。
専門家向けの設定ではありません
GA4の設定は言い出したらキリがないですし、細かくやっている人や大企業さんだとこれではよくない場合もあります。あくまで、中小企業の皆さんが使うもなので、そのへんはご理解ください。
各項目の説明
全部を細かく説明すると1~2時間ぐらいの動画になってしまうと思うので、大分類ごとにさらっと説明します。ご要望があれば細かい設定のPDFとか動画を作るかも…。
設定
言語
ごくまれに違っているときがるので日本語。
デフォルトの期間
レポートのデフォルトの期間です。個人的には30日。28でも曜日がそろうのでやりやすいかも。
Google アナリティクスのメール通知
新機能のお知らせとなどが来ますので全部チェックがいいです。
アカウント
アカウントの詳細
ベンチマーク機能のために「モデリングのためのデータ提供とビジネス分析情報」にチェックを入れて、他は会社の状況に応じて。
アカウントのアクセス管理
ここはかなり重要。知らないアカウント、退社した人のアカウント、契約していない代理店のアカウントなどがあれば削除。特に管理者権限と編集者権限を持っているユーザーには注意。
プロパティ
プロパティの詳細
タイムゾーンと通貨の確認。タイムゾーンがずれているとデータもずれるので注意。
プロパティのアクセス管理
アカウントと同じ。
データの収集と修正
データストリーム
拡張計測機能はデフォルトでONなのでそのまま。ECサイトやメディアサイトなどサイト内検索をよく使う場合に確認。検索結果画面のURLに「?keyword=(検索キーワード)」があれば「keyword」を設定。
GoogleタグのクロスドメインはECのカートやフォームが別ドメインの時に。除外する参照のリストにも入れる。内部トラフィックは除外しなくてもいいかと思いますが、必要な時は設定。細かい設定は割愛します。
データの収集
GoogleシグナルをONにすると年齢や性別が分かるので便利。Google 広告を出稿している場合はユーザー提供データの収集をONに。
データの保持
14か月に!
データフィルタ
内部トラフィックを除外したい場合はInternal Trafficを有効に。
データの表示
イベント
キーイベント用にイベントを作成しましょう。それ以外の特定のバナークリックとか%刻みのスクロール率なども必要な時に設定。細かい設定は後日書くかも。
キーイベント
イベントが収集できていればマーク。イベント名を登録してもOK。
オーディエンス
キーイベントのユーザーを作っておくと便利。
比較
通常レポートで使います。キーイベントを作っておくと通常レポートがものすごく使えるようになります。ユニバーサルアナリティクス時代のセグメントの感覚です。
セグメント
こちらは探索レポート用のセグメント。キーイベントのユーザーとセッションを作っておきましょう。
カスタム定義
カスタムディメンションにはga_session_id、ga_session_number、page_location、page_referrer、page_titleを登録。訪問回数が分かって便利ですし、ページ関係は探索レポートのユーザーエクスプローラー用です。
レポートID
しきい値がどうしても気になる人はデバイスベースに。何度変えても元データは変わらないので安心。
サービス間のリンク設定
連携しているものはすべて。Google Search Consoleは必須だけどLPの場合はなくても良いかも。Google 広告を出稿していたらこれも。
各項目の設定が分からないときは、Google検索をすれば記事が出てくると思います。
どうしても無理!という場合は、お問い合わせフォームなどからお問い合わせください。
謝辞
株式会社ナンバーの渋谷さん、連久実子さんに項目作成のアドバイスをいただきました。
ありがとうございます!