デジタルマーケの成果を最大化するWebライティングを読んで思ったことをつらつらと。
2023年もそろそろ終わろうとしているときに、今年2つ目のブログ記事を書こうかと思い立ったのは「デジタルマーケの成果を最大化するWebライティング」を読んだから。共感する部分も多いし、いや~ここはこうかな~と思いながら読めましたので、気になった部分を紹介していきます。
「いいライターがいません」がまさに
社内は忙しいと言われる→外注は金がかかる→いいライターいない?の流れ。書く独力と探す努力をせんかい!と思うわけなんですがが、そんなことを言うと多くの場合で「あなた書けるからそう言うんだよ」って流れになるわけです。なんで書けるようになったのかというプロセスはすっ飛ばして今だけを見られちゃうという。
じゃあ書けない人が言うとどうなるかというと「書けない人に言われても説得力がない」となる。
やりたくないだけだろうが。
…愚痴を言いたいわけではなくて、こういったどこにでもある問題を解消しようというのがこの本の主題です。
「企画案を作り、準備を整えましょう」がすべてと思う
企画の段階で構成が決まりますので、書く段階になって悩むことが減るわけです。書くときに気にすることは日本語とか表現とか流れとか文章面であって構成ではないです。インタビューだと結果によっては方向転換するときはありますが、それでも元の構成案と比較できるのでそんなに悩まなくてもいいはず。
文章が書けない人は企画が甘いことが多いです。ふわっとした企画とふわっとしたインタビューや調査とふわっとした文章。これでは無理。まずは書きたいことを決める。そのために長時間頭をひねったり情報収集をしたり外をウロウロしてみる。いきなりはできないので日々の努力が必要。
最初からこんなことはできないのでやってみないといけません。やってみると本に書かれていることがちょっとずつわかってきますので、改善してやってみてまた本を読んでみる。これの繰り返しがどれだけ早くできるかだと思います。
良い企画と良い文章はセットであることを覚えておきたいです。
「日頃からライティング力を鍛える方法」が完全に同じだった
- 論理的思考力を磨く
- こなれた日本語の書き方を学ぶ
- 普段からWeb記事を読み漁る
- 普段から文章を書く
- 書かなければいけない状況を作る
論理的思考に関しては「お前は何を話しているのかわからない」と言われたことがあるから。
こなれた日本語に関しては「メールの意味がわからん」と言われたことがあるから
Web記事を読み漁るのはメルマガを書くため。
文章書くのと書かなければいけない状況は「毎週のネッ担まとめ」があるから。
上の二つはコミュニケーションをスムーズにしたいという考えで下の3つは完全に仕事。
結果的に書けるようになっただけで書こうと思ってやっていることは少ないです。読み書きそろばんはどんな業務にも通じますので鍛えておいて損はないです。今日からやってみるといいですね。
「いい記事を出し続けようと立ちはだかる3つの壁」を意識しないとダメ
- 経営者が投資してくれない
- ネタがない
- 書き手がない
これもお決まりの流れ。
経営者ってのはお金を直接払ってくれるから社員からするとお客様なわけです。この人が何を求めているのか?何すれば喜んでくれるのか?どうするとお金を出してくれるのか?ってのは最初から考えてないといけません。最初は「お金は気にするな」みたいなことを言いますが油断すると1~3か月以内に「結果出てないよね?」が来るに決まってますから。
こんな時は3C的に自社・競合・ユーザーを社内で想定して見るといいと思います。もうちょっと簡単に言うと3つの立場から見るということですね。3つの視点から重なるところがやるべきこと。
ネタに関しては日ごろから考えていれば何の問題もないです。本にも書かれてますが連載を持つという強制力が働くといいですね。最初は死ぬほど苦しいわけですが、慣れてくるとネタはポンポン出てきてどれにしようか選ぶようになるはずです。頭もトレーニングすればちゃんと成長してくれます。個人的にはオズボーンのチェックリストの視点からいろいろと考えてます。
書き手がいない問題は常に探して育て続けることで解決すると思います。イメージするのはサッカーの世界。中小のクラブはいい選手を育てて売ることで儲けていますのでこの感覚です。オランダのアヤックスやスペインのレアル・ソシエダなどを研究するといいですね。サッカーが苦手な人は何でもいいので若手が排出されるチームとか事務所とか会社をチェックしましょう。
「考えて・よく見て・継続」で成果を出す
やっぱりこうなるわけです。やることがライティングだと本に書かれている内容になるということ。
丁寧な文章で体験したことが書かれていますし、やってみてぶつかる壁についても対処方法が書かれていますので、コンテンツを作れと言われている人は読んでみてくださいね。