平日毎日メルマガを発行して10年が経ちました。
私が毎日発行しているメルマガ「毎日堂」、初回発行は2013年の5月20日。2023年の5月20日で発行し始めてから10年がたちました。ここまで続けられたのも読者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございます!
10年たちましたので今までを振り返ったり、どうやってメルマガを書いているのかなどをさらっとまとめようと思います。
書き始めた理由は自分の情報収集のため
情報収集ってどうやっていますか?ってWebマーケティングにかかわっているとよく話しますよね。かくいう私も情報収集には困っておりまして、情報収集の本や記事を読んだり、RSSを登録したりいろんな手段でインプットをしていたんですが続きませんでした。理由は簡単で、収集した情報を活用しないから続かなくても何の影響もないということです。仕事の時にちょっと困るぐらいでしょうか。
でも、頭の中には最新情報が…というのは常にありましたので、アウトプットする前提で情報収集をしようと決めたんですよね。アウトプットの形が見えてこればインプットする情報が見えてきます。インプットする情報が見えてこればそれに合わせて作業を効率化できます。ゴールを決めないと何ともならんということです。
最初はTwitter→ブログ→メルマガ
最初はチェックした記事を1つずつコメント付きでツイートしていました。それだと後から振り返るのが面倒なのでブログ形式にしました。こんな記事。
これを書いていたら、ある人から「ジャンル別にしてくれると分かりやすい」というご意見をいただきましてジャンル別に分けることにしました。こんな感じ。
ジャンル別に分けて書いていたら、今度は「ブログだと見逃すからメルマガにしてほしい」というご意見をいただきましてメルマガになりました。それがこちら。しばらくはメルマガとブログの併用でございました。
こんな流れで始まったメルマガが10年になったんですね。
2019年に有料化
サーバーの引っ越し、保守工数、パクリ、などの観点から有料化することにしました。広告を募集すると広告主の意向が出てきてしまいますので、皆さんからお金を出していただいて発行するというスタイルに。ちなみに、メルマガに広告を出したいという連絡がたまにきますが、すべてお断りしております。
有料化を発表したときは「500円高い!」というツイートを見てへこんだものですが、今ではそんなことをも気にならなくなりました。
登録数は非公開です。登録数を話すと以下の2パターンの反応しかないからです。
- メルマガを出すだけでお金が入っているくんですか!
- 毎日書いているのにそれだけしか儲かってないんですか!
どっちも大きなお世話です。最初っから儲ける目的ではないのですがねぇ…。
続けるためにメルマガ中心の人生なりました
最初はきつすぎてやめたかった
なんだかんだで毎日情報を集めてそれをメルマガにするのって大変なわけです。最初の1年はとんでもなく大変で、2年目に慣れてきて、3年目にようやく苦にならなくなってきました。なんでこんなことを始めたんだろうと何度も思いましたよ…。
最初がきついのは自分の知識が不足しているのが大きな理由です。記事を読むにも理解するにも時間がかかるんですよね。それが3年もやっていると記事を読むのも早くなりますし、知識も増えてきてさっと理解できるようになって書くのも早くなります。
こればっかりはコツも何もなくて、続ける以外の方法はないかなと思います。
おそらく皆さんの想像以上にメルマガ中心です
- 風邪をひくと大変なので体調管理は万全に
- 仮に風邪をひいても二日酔いでも書かないといけません
- メルマガを書く時間は旅行に行こうが何があろうがは最優先
- 遊園地に行っても一人でベンチに座ってメルマガを書いた経験も何度も
- 休むと記事が溜まるので休みはないです
- ルーチンを崩したほうが大変ということも
こんな感じで、書き始めてからの人生は家族と同等かそれ以上にメルマガの優先度が高いです。
休みの日ぐらいは…とか、今日ぐらいは…と思ったことは何度もありますし、何度も言われたことがありますが、こっちが優先です。1日でもやめたらそれで終了です。二度とやる気にならないと思います。
1日の流れはこんな感じ
自宅で仕事をするとき(移動がないとき)
- 6時ちょっと前に目覚める
- なんとなくスマホを見て頭が起きたらニュースチェック
- 40分~1時間でいったん終わり
- 朝食、聴く日系を聞く、他の仕事の対応など
- 10時前後に再度ニュースチェック
- チェックし終わったらメルマガに
事務所に行くとき
- 6時ちょっと前に目覚める
- 自転車で駅に向かう間に聴く日系を聞く
- 6時半ぐらいに駅について地下鉄の中でニュースチェック
- 全部は終わらないので事務所や喫茶店で続き
- 他の仕事の対応など
- 10時前後に再度ニュースチェック
- チェックし終わったらメルマガに
こんな流れを10年続けております。
睡眠時間も7~8時間は確保するようにしています。寝不足だと頭が働かないので記事も読めないしまとまらないです。
6時前に起きるということは…22時過ぎには寝ているということですね(笑)。遊びたくても、見たい動画があっても、ゲームをしていても、この時間には寝ます。月に何度か飲みに行く日があるのでその時だけは夜更かしでも起きる時間は同じです。
書き終わると1日の仕事の大半が終わった感じで気が抜けますので、お昼前後はボーっとしていることが多いです。
続ける秘訣
続けること
「どうしたら続けられるんですか?」としょっちゅう聞かれます。でも、これ以外の理由がないです。続けるから終わらないだけです。続けることに疑問を持ったら終わりかも。
健康であること
これも重要でして健康状態に不安があったら続けられません。風邪をひいたとしても病院に行ったり薬をもらうことに時間を使うことになって、ルーチンが崩されてしまいますのでずっと健康でないといけません。そのためには日ごろからのメンテナンスが大切です。体調が悪くなるときはどこかが痛くなります。痛みをほっておくとそれに慣れてしまって痛みを感じなくなるので、痛みを感じやすい体であることがポイントです。痛くなる前にどうにかする。痛くならないようにするという予防の意識ですね。
痛みを感じやすい体というのはコリがない状態。特にPCを使う仕事なので頭・目・首・肩・背中・腰に関しては可能な限り柔らかくしておきたいです。私がやっているのはこんな感じ。
- 毎朝簡単なストレッチ
- 週に数回トリガーポイントボールでほぐす
- 月に1回鍼治療
こんな感じで定期的にストレッチなどをやっておくと体のコリに気づきやすくなるので、どこを重点的にほぐせばいいのかわかりますし、ギックリ腰などのリスクもかなり低減されます。
情報源をアップデートすること
情報源が変わらないとマンネリ化してきて記事のチェックもいい加減になってきます。TwitterやGoogleアラートなどいろんな情報源を持ってくるところを利用して、アップデートしています。アップデートするときはほんのちょっとずつがいいですね。細かい変化を続けることで振り返ってみると大きく変わっていきますので。
ずっと頼りになる情報源もありますので、絶対にチェックするところを決めておくことも大切です。
ちなみに、NewsPicksとかSmartNewsのニュースアプリは見てません。ここに出てくるような記事は皆さんも見ているでしょうから、私がまとめる意味もないと思っております。
成果を気にしない
成果を気にしだすと商業臭が出てくるので続きません。常に利益を伸ばす頭になって、そもそも質や読み手のことを考えなくなりますので。そんなことは儲けたい人に任せておこうぐらいの気持ちでやってます。こんな気持ちでやれるのがフリーランスのいいところです。
他人の目を意識しすぎないのも同じですね。質が悪ければ解除が増えるでしょうからそこだけ見ておけばいいです。
記事のチェックの方法はずっと変わってません
毎日1000記事をたった30分でチェックする情報収集術。その時短テクニックを運営堂の森野さんに聞いた | Web担当者Forum
このころからずっと変わってません。RSSとあとで読むという枯れかかった技術を使っております。枯れかかった技術って変化が少ないので安定しているんですよね。新しいものは変わるのでルーチン業務にあんまり向いてないと思ってます。
もうちょっと効率的にできんかな~と思ったこともあるんですけど、効率化すると何の発見もなくて面白くないのでやめました。セレンディピティというか予期せぬ出会いというか、Amazonで出会えない本も書店では出会えるのと同じですね。必要な無駄ってものがあるのです。
記事の判断基準はこちら。誰が書いているかが重要ということですね。「誰」がわかればその人のTwitterやブログやnoteをチェックするようにしています。
タイトルとサイト名です。まずタイトルを見て、ピックアップすべきかを判断します。判断に迷ったときは、どこの記事かを見ます。この作業をずっとやっていると、サイトの特性がつかめるようになります。たとえば、「このサイトはあおり記事ばかりで内容がない」とかです。
いいことはいくつかありました
- 読者の皆さんに喜んでもらえる
- 仕事の依頼がある
- なにかを聞かれてもパッと答えられる
毎日堂 読者様の声 こんなコメントをいただいたり、どこかお会いしたときに「毎日読んでます!」と言ってもらえるのが嬉しいですね。まあ、ホントに毎日ちゃんと読んでいる人はかなり少ないのですが(笑)。あとはメルマガに掲載されたときも喜んでもらえるのもモチベーションになってます。こちらからするとネタを提供してくれてありがとう!という気持ちなんですが、書いた側はメディアに掲載された感じのようです。
仕事の依頼に関しては完全にご褒美ですね。まとめ系の仕事が多いので、それに合わせて収集する情報も変わって変化が起きるのが助かってます。
なにかを聞かれても答えられるのが一番のメリットかも。ここに参考サイトがあるというのもあれば、そこは間違っていることが多いのでこっちを見ておいてください、という場合もあります。誤った記事ほど上位にあったり拡散されることが多いですからね…。
いつまで続けるのかはわかりません
終わりを決めてないのでいつまで続けるのか自分でもわかりません。
明日終わるかもしれないですし、20年後まで続けているかもしれません。
終わりを考える前に次が来てしまうということもありますけどね。
ということで、これからも引き続きお読みいただければと思います。