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QA アナリティクスの開発と広報にかかわることになりました。

WordPressのプラグインでアクセス解析ツールのQAアナリティクスさんの開発と広報にかかわることになりました。2020年にβ版がデータプラグインなので2年ぐらいたっていまして、5月にバージョンアップするのでそれに合わせてということです。

QA アナリティクスって?

  • WordPressのプラグイン
  • ヒートマップ機能、セッションレコーディング機能もある
  • 自社サーバにデータを貯める
  • 簡単に使うのであれば無料
  • ゴリゴリ使う場合は有料プランもあり

というツールです。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

なんでかかわることにしたのか?

ユニバーサルアナリティクスが終わってGA4に完全移行になるとGoogleからアナウンスがあったからです

私のクライアントは小さい会社が多く、SQLを書ける人はいませんしBigQueryを使える人はいませんしデータポータルもTableauも使える人はいません。勉強すれば?ってことなんでしょうが、初期の学習&継続の学習のコストに見合うリターンがなさそうなので躊躇している状況です。

ユニバーサルアナリティクスですら使うのが大変だった人たちにGA4を使ってもらうのは本当に難しいですし、なにしろやる意味を見出せないです。他にやった方がいいことがありながらもウェブサイトのデータは見ておきたい。しかし、GA4以外の選択肢がないので仕方なく…。

であれば選択肢の一つとしてQA アナリティクスが良いのではないか?と思って、開発元のウェブジョブズさんに連絡したという流れです。

こちらの記事でいちしまさんが書かれているこの部分は同じことをずっと思っていましたし。

Googleアナリティクスが類似の「一般的なアクセス解析ツール」を蹴散らしてしまったおかげで、世界的にも「ヒートマップやセッションレコーディングといったGAの苦手な機能を持ち合わせたCRO系ツール」が多くなった印象。汎用的に使えるツールが少ない。一方で、イベント計測を軸としたウェブ/アプリの計測ツールも増えた。でも「皆が使えるGAの代替ツール」はとても限られている。そりゃみんな無料で使えるGAを使ってるから。

新しいGA4は、大きなトラフィックがあってこそ機能やメリットを享受できるツールに感じる。逆に言えば小規模サイトには非常にトゥーマッチ。標準で準備されているレポートも現時点ではあまり有用とは感じない。

GA4代替のアクセス解析ツール候補、あるいはユーザーのデータをどこに預けるべきか – makitani.com

何をするのか?

自社で開発しているツールって意外と迷走しがちなんです。なので、部外者の強みを活かして開発の方向性に関するアドバイスや、広報施策のアドバイスをする予定です。時には中の人っぽく記事を書いたりすることもあるかもしれません。

開発を仕切っている丸山さんが夢見がちなのを抑える役目もあるかも!?

QA アナリティクスのいいところは?

特徴に書いたことになりますので詳しく説明します。

WordPressのプラグインなのでタグの設置やカスタマイズが不要

Google アナリティクスの場合、タグの設置って実はものすごく大変なんですよね。設置すれば終わりではなくて、イベントの計測を追加したいとか、datalayerを追加したいとか、Google タグマネージャーを設置したいとか、とにかくいろいろあるわけです。

しかも、基本的には全ページに設置が必要で時によっては漏れるページもあって、タグ設置のチェックだけの仕事もあったりします。ユニバーサルアナリティクスのタグも削除しないといけないときもありますので設置しただけでは終わりません。

この費用って無駄とは言わないまでもなければいいですよね。

その点、WordPressのプラグインなのでプラグインを入れてしまえば終わりなのがいいところ。プラグインさえ入っていればデータを取っているのでさかのぼりも簡単です。

データを見るだけのログインではない

Google アナリティクスを使わない理由の一つに「ログインが面倒」があります。確かにちょっと見たいだけなのにログインするのは面倒ですよね。なのでGoogle アナリティクスのアプリは人気です。

WordPressもログインが必要ですが、ログインするときは記事も編集できるので改善点に気づいてすぐに直せるのがいいところ。記事も書かず編集もしないのであればデータを見る必要性もありませんし。

可能な限りいろんなツールのログインは減らしたいのでここもメリットだと思っています。

レポートの数が少ない

ユニバーサルアナリティクスはレポートの数が多すぎて何を見ればいいの?という質問が今でも来るぐらいです。であれば、多くの人が見ないレポートは無くていいだろうということで、レポートの数が少ないのがいいところです。逆に言えばこれだけ見ておけばいいということですね。

ヒートマップがある

ヒートマップってほしい機能なんだけどあんまり使わないですし、無料だと1ページだったり機能が少なかったりしますよね。その都度タグを…という時点で腰が重くなることもあります。

QA アナリティクスも無料版ではヒートマップのページ数に制限がありますが、ボタン1つで設置するページを切り替えることができて便利です。

自社サーバーにデータが貯まる

Googleさんのサーバーに…というだけで問題になってしまう時代なので、自社のサーバーに貯まっていくのはありがたいですよね。昨今のレンタルサーバーは容量も大きいのもいいところ。もちろん、何でもかんでもとるとデータが貯まりすぎるのでたくさん取りたい人は有料オプションをつけて、サーバーの調査などをしてからとしているのでパンクすることも少ないはず。

WordPressにしか入らないのは困る?

実際に私も困ることはあります。

しかし、どこでも使えるようにするとなると、どうしても「タグ」の問題が出てきてしまうので現状ではWordPressのみです。

会社の規模が小さいので何でもかんでも設置して、そのサポート…というのも無理ですしね。

あくまでも、WordPressを使う人のためのものです。

ということでよろしくお願いいたします。

WordPressのサイトでアクセス解析ツールをとりあえず入れたいという皆さん、よろしくお願いいたします!