7年、2000回、15年で思うこと
ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラムを書き始めて7年。
【毎日堂】運営堂メルマガを出し始めて2000回。
運営堂という屋号で独立して15年。
いつの間にかこんなに続いていたんだと思うと同時に、それだけ年を取ったんだという実感もあったりします。なんとなくキリがいいので思うことなど。
続けているように見えて続いていないことの方が多い
続けていることだけを取り上げると何でもかんでも続いているように見えるかもしれませんが、実際にそんなことはなくて続いていないことの方が多いです。なんとなく英語を勉強しようと思ったり、JSを勉強しようと思ったり、SQLが書けるようになろうとしたり、いろいろやろうとしたことがあるけど続いてません。
何度かやろうとしてもダメだったというのは向いてないと思うようにしていて、そこで根性を出してきついことをやろうとは思っていないからかもしれません。なんでもかんでもできればいいのですが、そんな人はレアなので自分にはそんな能力がないと諦めてます。
諦める=明らかに認める、とも言いますので、明らかに認めることができるぐらいにはやってみたということにして、自分では納得するようにしています。ちょっとだけ手を出して何となくかじってみたレベルであったとしても「無理、向いてない」と明確にわかったということは収穫です。
過去にも何回か書いたと思いますが「~ないことがわかる」のは進歩なので。
ということで、続いていないことの中でたまたま続いたのがタイトルにある、7年、2000回、15年だったというだけのことです。続くことが見つかっただけでもヨシとしています。
ちなみに、続けるのが苦手な人は続くものが見つかってないだけだと思ってます。
ネットショップ担当者フォーラムさんのまとめが7年
個人的にはこれが一番きついです(笑)。
何故かというと月曜の午前が締め切りだからです。つまり土日に書いていることがほとんどなので、週末にゆっくり休み…という生活は7年ぐらいしていないということになります。
月曜の午前が締め切りになったのは完全に私の都合でして、毎週火曜日が大学の授業なので、その準備のために月曜は空けていることが多く、必然的に打ち合わせなどは水曜~金曜に入れることとなります。そうすると平日に原稿を書く時間がなくなるので、週末に書くことにしたんですよね。始めた当時は30代だったので若かったのと、こんなに続くと思っていたなかったのでこんなスケジュールにしたのでしょう。
もちろん、この連載が始めるまではECにそこまで詳しくなかったので、まずはECに関する本をとにかく読んで、ECのメディアの記事は全部読んで、GoogleアラートでECに関係しそうなキーワードを登録して追いかけたり、EC業界の人のTwitterをひたすら見るなどしていました。最初の1年はホントにきつかった記憶があります(笑)。
きついことはきつくても、メリットもたくさんありまして、当然のようにEC業界の流れと歴史に詳しくなります。毎年年末か年始に1年のまとめを書いていますので、そのタイミングで頭が整理されます。ここに関しては1年だけ見てもわからないことが多いので、7年続けてきたからわかることがあるかなと思ってます。
記事を読んで要点をまとめることに関しては、この仕事をのおかげでかなり早くなったと思います。読んでいるときに要点が浮かび上がって見えて、それを書き出せば終わり。みたいな感じです。おかげさまで日々の情報収集も早く的確になったのでこれも大きなメリットです。
ちょうどこのタイミングでECzineさんの記事も始まったので、ECに深くかかわりだした時期でした。
コロナの影響で急激なデジタルシフトがあってECにもシフトしましたので、ECについて聞かれることも多く、やっておいてよかったな~というのが実感です。続けているとどこかで何かしらいいことがあるもんですね。
メルマガが2000回突破
メルマガに関しては日常というか生活の一部になっているので、なんとも思わないというか、やって当たり前のものになってます。続けているという感覚が全くないです。やめる方が違和感があるはず。スポーツ選手が現役を引退するようなものかもしれないです。
メルマガに関しては有料になっても読んでくれている皆さんがいるのが一番嬉しいです。
有料なので読まないのであれば解除するわけで、解除していない人がいるということは読んでくれている人だということですので。また、解除するときにも「転職で違う仕事になるので解除します」とか「管理職になるので卒業します」などの連絡をいただけるのも嬉しいことです。解除時にアンケートはないので直接メールで届くのもありがたいです。
お客さんへの提案だったりアドバイスもメルマガのネタからですし、前述のネッ担まとめもメルマガが元ネタですし、運営堂を知ってもらえるのものメルマガなので本当にやっていてよかったと思っています。これをやっていなかったらと思うと…怖い。
独立して15年
これは独立が行き止まりというかこの他の選択肢がないからだと思ってます(笑)。
- 出社時間、退社時間が決められているのが理解できない
- 勤務時間が決められているのが理解できない
- 気分で長時間働いたり休んだりできない
- 自分がしたことが評価に直結しづらい
- 仕事で必要なものがすぐに買えない
などなど挙げだしたらキリがないのでこれぐらいにしておきますが、とにかく集団行動に向いてないわけです。
「詰んでいる」状態ともいえるのでよくわからない危機感はあるものの、じわじわとやることを変えながら生き延びていこうかと思っています。
疲れてはいるもののこの記事に書いたようにゆるゆるとやっております。
基本的な考えは5年前と変わらず
これもここに書いてある通りで根本的な考えは変わっていません。コロナの影響で行動する、出会うあたりが難しくなっていますが、これもぼちぼちと解消されそうです。
じゃあこの5年で何か変わったかというと大きく変わったことはなく、今まで続けていたことを軸に細かいところが変わったという感じです。惰性…とは思わないようにします。
この先のことはぼんやりと
このあたりが目標でしょうか。
改めて別記事で書こうと思ってますが地方でのwebマーケというかwebサイトの活用に興味が出てきたので、こっち方面で何かできればと思ってます。予算も経験もない中で世の中に流れてくる大企業の事例を見ていても意味がないですからね。
※ありがたいことにこの記事を見て徳島の方からお問い合わせをいただいております
ここ数年を振り返ってみると、自分の人生の中に自然と仕事が入り込んできている状態になっていると感じます。10年ぐらい前はもうちょっと仕事は仕事として取り組んでいたような。
生涯現役とかどこかで引退しようとかそういったことは考えずに、生きていて何かしら行動しているとそれが自然に仕事となって、生活していけるような感じの人生なんでしょうね。
キャリアプランもロールモデルも何にも考えない自然体が自分に合っているんだろうなと思います。
この次の5年は何が起きるのかわかりませんが、皆さんのお役に立ちながら続けることができればと。
引き続きよろしくお願いいたします。