「無財の七施(むざいのしちせ)」という言葉を知った
お盆の法要に参加した時に、お坊さんのお話で知った言葉です。
日頃はビジネスのありがたい話を読んだり聞いたりすることもありますが、宗教関連の言葉ってじわっと響くものなのでメモ的に。
どんな意味なのか?
私たちの日常生活においてお金がなくても、物がなくても周りの人々に喜びを与えていく、少しでも喜んでいただける方法がある、それが「無財の七施」の教えです。このような身近な奉仕や実践によって、自己を高めることができるとともに、世の中の人々の心を和ませることができるのです。
慈悲の実践~無財の七施~|実践3つの柱と一隅を照らす日|一隅を照らす運動
「誰かの役に立つ」「誰かのためになる」そう考えたときってどうしてもお金だったり、何かしらの行動をイメージするのですが、そんなことはなくて、なにもなくても喜びを与える方法があるということです。
これってとっても大切な考えで、できないからやらないという言い訳もしないようになりますし、何かしら自分ができることがないか?と考えるきっかけにもなるので、前向きな思考になれますよね。
具体的にはこの七つ
- 1.眼施(げんせ)やさしい眼差(まなざ)しで人に接する
- 2.和顔悦色施(わげんえつじきせ)にこやかな顔で接する
- 3.言辞施(ごんじせ)やさしい言葉で接する
- 4.身施(しんせ)自分の身体でできることを奉仕する
- 5.心施(しんせ)他のために心をくばる
- 6.床座施(しょうざせ)席や場所を譲る
- 7.房舎施(ぼうじゃせ)自分の家を提供する
※引用元同じ
いつも笑顔で、できることを、周りのバランスを見て行うということでしょうか。
7つ全部できなくても良いので1つでもいいから意識して見ると良いですね。通勤の時って目つきが厳しくなりますがちょっとやわらかくしてみるとか、イラっとした時もちょっとこらえて優しい言葉に変えてみたりとか、いろいろできるはずです。
Twitterとかブログでもできるはず
どうしてもネットってネガティブなことを言いたくなりますし、言う場であるようなイメージなんですが、そこで無財の七施を意識しておくだけで、フォロワーさんも読んでくれる人もいい気分になるのではないのでしょうか?
そして、その人たちがまた同じことを意識してくれれば世の中もちょっとぐらいは良くなるかもしれません。自分がしたことに何かしら期待をするのではなくて、良いことをしていればよいことが起るだろうぐらいに思っておくぐらいにしておくとイライラすることもなさそう。
こんなことを思った令和元年の夏でした。