アクセス解析イニシアチブのツール分科会(Urchin)に行ってきた
アクセス解析イニシアチブのツール分科会でUrchinの説明などを聞いてきました。
UrchinはGoogleが買収した会社でUrchinをもとにGoogle Analyticsが開発されていますので、管理画面や分析に切り口などはGoogle Analyticsとほぼ同じです(Google AnalyticsがUrchinに似ていると言うべきか)。
■Urchinの特徴
- サーバーログ型
- 自社サーバーにデータが残る
- 普通のPCでもスペックさえ合えば解析できる
- タグ埋め込み(UTM)で詳細な経路分析などもできる
- ロボットアクセスが取得できる
- 画像やPDFのアクセスが取得できる
■ちょっと苦手(面倒)なところ
- 携帯のアクセスは取得できるが詳細は難しい
- サイト内検索データの取得
- レコードとして月間50万件が上限
- ロボットや画像のフィルタリング設定も必要
といったところです。
くどいようですがGoogle Analyticsに操作感が似ていますので設定さえきちんとしてしまえば、Google Analyticsを使ったことがある人はスムーズに入り込んでいけると思います。
また、サーバーログ型なのでログさえあれば過去のデータの分析ができることと、設定を変えれば何度でも解析できるのは便利だと思います。タグを埋め込んで1ヶ月ぐらい待つこともないですし、貼り忘れも発生しませんからね。ただし、UTMを使わないと詳しい分析ができませんので結局はタグをはらないといけないかも知れません。
■レコードについて
50万件が上限のレコードですが定義は下図の通りです。
月間で50万なので月末が近くになるにつれてotherになる可能性が高くなります。とはいっても大規模サイトではない限り50万はなかなか行かないと思いますが。
■レポート一覧
これ以外にもものすごく濃い質問が飛び交っていたなかなか充実した分科会で、質問が途切れる気配がないために強制終了となりました(笑)