「○○の効果を知りたいのでwebサイトの△△の数字を見たい」という依頼があった時の対応
数字を扱っているとこういった依頼って多いですよね。こういわれたからといっていきなり測ってしまうと上手くいかないので、どんな対応をすると上手くいくのかを書いておきます。
効果が出ているのか出ていないのかを確認
そもそもの効果とは何で今がどうなっているかを確認しないといけません。
効果が測れていないこともありますし、モヤっとしていることもありますので、数字で表されていて推移がわかるものを把握しましょう。把握したらそれをどうやって計測&算出しているのかも確認です。これは大前提。
次に効果が出ているのか出ていないかを確認しましょう。効果が出ている=現状はOKなので問題点を潰すというよりはどうやって効果が出ているかを見ることになります。そしてより伸ばすということになるので、△△の数字がそれに合致するのかを判断します。
反対に効果が出ていない場合は、サービスor商品・集客・ページのどこに問題があるかを把握しないといけません。圧倒的に競合が安かったり、集客が適当だったり、ページが激重だったりしたらそこからですよね。
△△の数字は見なくてもよいことがある
上に書いたように圧倒的に競合が安かった場合はWebサイトでできることってあんまりないですよね。相手は安くて質が悪いようだから、こちらはちょっと高くても質を上げるとかそういった話になりますので、△△の数字は見なくても問題ないです。
集客とかページの場合はその数字を改善したら効果が出るのか?を考えないといけません。
改善したところで何も変わらなければ見る必要は無いですよね。よくある「知りたい」というやつです。現状把握をしたいので△△の数字を見たいとなれば話は別ですが。
行動に移せるのかを聞く
仮にページが悪いとしたときにその改善の費用がないとか、社内のリソースが埋まっていてすぐにできないとか、行動に移せない場合も見る必要はありません。
知ったところで何もできないのであれば知らなくても問題ないです。木星の表面温度を知ったところで大多数の人がすることがないのと同じです。
行動に移せる場合は、それがどんなもので誰が動くのかを知っておかないといけません。その相手に伝えて動いてもらうわけですから。スポーツ選手にデータを提供するのと同じです。こうでした、ではなくて、相手が理解しやすくて納得してもらえるものを出さないといけないので、△△の数字がそれなのかを検証しておきましょう。
なんでそれをやるのか?ということなんですが
ここを知ってから動きましょうということです。
ここがわかればゴールだったり社内外の現状も分かるので今後の動きがスムーズになります。そうすれば見ないといけない数字をこちらから提案することもできます。こんなことをするのであれば、こんなところやこんなところを見たほうが良くて、数字がこうだったらこんな対応になります。といったイメージ。
こうなってくると、計測だけ知ってても会話が成立しないですよね。集客だったり制作だったり他のことを知らないといけません。
Google アナリティクスだけ使えても意味がないからSEOを覚える。ではなくて、Google アナリティクスをもっと効果的に使いたいからSEOを勉強するということ。○○だけでは食っていけないと思うのではなくて、○○だけで食っていこうと思うと自然と幅が広がるということ。
くれぐれも言われましたやりました。にならないように。