グローバルサイトタグ(gtag.js)でGAとGoogle広告のリマケ・CVタグを設置する方法

掲載日： 2018年12月14日

グローバルサイトタグ(gtag.js)になってタグの設置がややこしくなったように思えますが、実はそんなことはないのでそのあたりを説明していきます。

Google アナリティクスだけを知っている、もしくはGoogle広告だけを知っているとわからないことも両方をちょっと知っていると簡単です。

グローバルサイトタグとは？

グローバルサイトタグ（gtag.js）は、AdWords、アナリティクス、DoubleClick にイベントデータを送信できるタグ設定フレームワークおよび API です。サービスごとに複数のタグを管理するよりも、gtag.js を使用することをおすすめします。そうすることで、最新のトラッキング機能と統合からより簡単にメリットを得ることができます。

gtag.js を使用すると、ウェブサイトにコードを追加するだけで、簡単に複数の Google サービスにデータを送信できます。追加のアカウントを作成したり、別の管理画面で設定を管理する必要はありません。

今まではサービスごとに個別になっていたタグをまとめました。ということですね。Google に関してはタグはサービスごとに必要という考え方は改めないといけません。ここの切り替えができれば、これ以降の話はそんなにややこしくはありません。

まずはタグを取得

Google アナリティクスで取得するとこれ。

<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXXXX-XX"></script>
<script>
  window.dataLayer = window.dataLayer || [];
  function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
  gtag('js', new Date());

  gtag('config', 'UA-XXXXXXXX-XX');
</script>

Google 広告でリマケタグを取得するとこれ。

<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Ads: YYYYYYYYY -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=AW-YYYYYYYYY"></script>
<script>
  window.dataLayer = window.dataLayer || [];
  function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
  gtag('js', new Date());

  gtag('config', 'AW-YYYYYYYYY');
</script>

Google アナリティクスとリマケを配信するとき

Google アナリティクスで取得したものを設置したとき。

<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXXXX-XX"></script>
<script>
  window.dataLayer = window.dataLayer || [];
  function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
  gtag('js', new Date());

  gtag('config', 'UA-XXXXXXXX-XX');
  gtag('config', 'AW-YYYYYYYYY');
</script>

Google 広告で取得したものを設置したとき。

<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Ads: YYYYYYYYY -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=AW-YYYYYYYYY"></script>
<script>
  window.dataLayer = window.dataLayer || [];
  function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
  gtag('js', new Date());

  gtag('config', 'AW-YYYYYYYYY');
  gtag('config', 'UA-XXXXXXXX-XX');
</script>

それぞれのタグのIDをconfigで追加するだけです。簡単。

くれぐれもタグを二つ設置しないようにしてください。動作しますがグローバルサイトタグにする意味がないですから。

実際は先にGoogle アナリティクスが入っていることが多いと思うので、リマケの記述を追加することになると思います。

さらにGoogle 広告のCVタグを設置するとき

こいつは合体できませんのでグローバルサイトタグの下に記述を追加してください。こんな感じ。

<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXXXX-XX"></script>
<script>
  window.dataLayer = window.dataLayer || [];
  function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
  gtag('js', new Date());

  gtag('config', 'UA-XXXXXXXX-XX');
  gtag('config', 'AW-YYYYYYYYY');
</script>

<!-- Event snippet for CONVERSION_NAME conversion page -->
<script>
  gtag('event', 'conversion', {'send_to': 'AW-YYYYYYYYY/ZZZZZZZZZZZZZ'});
</script>

ITP対応というやつ

自動タグとか、Google アナリティクス連携とか、コンバージョンリンカーとかいろいろありますが、これでいい(はず)です。

Google アナリティクスとGoogle 広告は連携する
Google 広告で自動タグをONにする
GA、G広告リマケ、G広告CVの3つが入ったタグを配信する

Google アナリティクスと連携できない時はどうするのか？という話しもありますが、連携してくださいと言うしかないです。連携せずにutmパラメータにすると得られるものがあまりにも少なすぎますので。

というわけで、gtag.jsを使う時はタグはくっつけることができるということを覚えておいてください。

※その前にGoogle タグマネージャーを入れた方が圧倒的に楽なのですが

参考サイト

Google アナリティクスの新HOME画面の読み込みが遅くてイライラするのを解消する小ネタ

直帰率とGoogleAnalyticsの直帰率について

本当に今更ながらGoogle Analyticsで500件以上のキーワードをなどを取得する方法