メルマガ(主にBtoB)を書いている人だけが知っていること
いつの間にか毎日メルマガを書いて5年たつわけですが、ナイルさんのメルマガ担当者さんとお会いしたときに、共通点が多かったのでそのあたりなどを書いていこうと思います。1/3ぐらいはネタ。
■計測しだすと不幸になる
こんなやつ。
登録者数>開封率>クリック率>直帰率>フォーム到達率>コンバージョン率
これをやりだすとどこかを増やそうということしか考えなくなるので、反応が良いものだけが残るんですよね。要するに中身はつまらないものになって、母数だけどんどん増やしていく感じです。
さらに面倒なのは計測する=設定する=報告する=ウダウダ言われる、という組織的な面倒さも出てくること。やるからには効果を計測したいってのは分かりますが、細かい管理は無駄でしかないです。
■登録者数だけを追うと幸せ
減りませんから。
私もそうですが、メルマガが嫌になった時には解除することすら面倒なので放置しますよね。つまり、じわじわ増えていくだけの指標なので、やっている側としてはモチベーションが上がります。というか下がりづらい。
■中身を読んでもらおうと思うと不幸になる
基本的に読まれないと思ったほうが良いです。
SNSやらなんやらで情報まみれの人に送るわけですから、過度な期待はせずにタイミングよく見てくれたらラッキーと思うぐらいがちょうどよいです。BtoBなので送る時間は多少考えますが、それでもキリが良い時間をさけて配信するぐらいのもんだと思います。
満員電車に乗っていてさらに人が乗ってくると、もうやめて~ってなりますよね。ウリだらけのメルマガってそれと同じようなことをしているので、時間差通勤というか、のんびりやりましょうよ、ということ。
※補足
だからといって手を抜くわけではありません。
頑張っていいものを書くんだけど、最終的にそれの反響を期待しないということです。期待すると上手くいかなかったときのダメージがでかいので、平常心というかいつも通りやるということですね。
どこが悪かったのかを考えて、改善するのは当たり前のことではありますが、データからではなくて自分の能力に原因を求めるという感じです。
×:悪いところを見つける
〇:良いものを読んで参考になるものを真似する
です。
■独り言だと思うと幸せ
ペルソナなんて意識したら気になって仕方がないので。
誰かが見ていると思ったら書けないことも出てくるし、内容も偏ります。一番よくないのが個性が出なくなること。自分が言いたいことを言うから個性が出るのに、そこを制限してしまってはいけません。
言いたい放題ではなくて、セミナーなどで話せる内容で独り言だと思って書けばいいです。
■編集後記は読まれる
運営堂メルマガはここしか見ない人もいれば、ここから見る人もいれば、要チェックとここしか見ない人もいます。
つまり、ここに個性が最も出やすいということですね。本文いじくりまわすよりも、書き終えた安堵感から来る一言が素直な言葉になっているわけです。
だからといって、ここにリンクを入れてクリック率を計測してやろう・・・とは思わないように。広告臭が出て読まれなくなりますので。
■続けないとダメ
即効性はないので月に数回でもいいので続けることが大切です。
変わりづるける世の中では、変わらないものは目立ちますので。集団で行進しているときに、1人だけ止まれば目立つのと同じです。サザエさん的なものだと思っていただいてもいいですね。
続けるって簡単にできて、しかも効果が絶大な差別化手段です。
世の中のメルマガは効果を出そうと思って競っています。そこで効果を出そうと思わない役立つメルマガが届けば・・・ということです。
参考にならないと思いますが、こんな話をしてとっても納得したわけです。