ここ最近読んだ本(9冊)の感想など
仕事に関係ありそうななさそうな本ばかり読んだのでまとめて感想を。
販売の科学―売りながら調べ調べながら売る
PHP研究所
売り上げランキング: 39,771
これは必読!
ちょっとでも数字を見て仕事をしている人であれば読まないといけないですね。何がしたくて何を調べてどう考えて何をしたのかが書かれています。
例としては豆腐屋さんの事例があって
リヤカーを引っ張って歩いたら、この地図の上に経路を書きなさい。そして豆腐が売れたら時計を見る。そして、その時間と場所を地図に書き込むこと
とアドバイスしたらどんどん売れたそうです。それは何故か考えていただくとして、こういった事例が豊富にありますので、数字を見て何かを判断することがある人には是非とも読んでほしいです。
大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇
文藝春秋
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これをも面白かったです。
ある目的(例えば敵の上陸地点とその時間)を予測するためにどんなデータを集めてどう考えたかが書かれています。高度な仕組みではなくて使える範囲のもので判断しているところが興味深いです。著者のお父さんから言われた言葉が印象的。
父は何度も「仕草」という言葉を使った。仕草とは軍隊用語でいう徴候のことである。情報のことを知らないという父から受けた初めての情報教育だった。
仕草を集めて判断しないと予測はできない。
指揮官の流儀
「湘南スタイル」と言われる走り回るチームを作り上げたチョウ キジェ監督のお話しです。
この手の本は前半は生い立ちやら考え方が満載で濃いめなんですが、後半に行くにつれて息切れして同じことの繰り返しになってしまいます。根本の部分は変わらないので仕方がないとは思いつつも、最後の方は飛ばし読みでした。前半は面白いので読んでおいてもいいですね。
伸ばす力 レヴィー・クルピ 世界で輝く「日本人選手」育成レシピ
カンゼン
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こちらも同じように後半息切れ。セレッソや香川・柿谷が好きな人は読んでも良さそう。
低予算でもなぜ強い? 湘南ベルマーレと日本サッカーの現在地
光文社 (2015-03-17)
売り上げランキング: 30,843
ベルマーレつながりで読んだ本。
戸塚さんの文章は丁寧で読みやすいけど丁寧な感じしかしないのが残念。指揮官の流儀と合わせて読むと経営と現場の観点が分かるので効果的です。
日本のメッシの育て方
タイトルがねぇ・・・。こういった売るだけのタイトルが増えているがとってもいや。
メッシの育て方ではなくてコーチング(育成)の話です。育成という観点で読めばとっても役立つ本です。サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法も読んでおくといろんな目線で考えることができると思います。
錦織圭 マイケル・チャンに学んだ勝者の思考
サンクチュアリ出版
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語録に著者がコメントするという内容。精神的に強くなりたい人にはおススメ。最も記憶に残ったのは「悩んで解決する悩みと悩んでも解決しない悩みがある」です。世界経済とかコントロールできないことで悩んでも仕方がないです。
新・スクラム 進化する「1cm」をめぐる攻防
スクラム 駆け引きと勝負の謎を解くの続編ということで良いと思います。スクラムって組んだことがない人にはさっぱりわからない世界ですが、それが少しでも分かるようになる本。ラグビーに興味がある人は必読。
強い組織をつくる 上田昭夫のプライド
ウェッジ
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1万回の体当たり―タックルマン石塚武生 炎のメッセージを読んでからでないと読んではいけません。20年以上ラグビーファンをやっている人なら読んでおきたいです。
なんでこういった本を読んだか
目標を達成するためには何をすればいいのか?どういった考えになればいいのか?とか人を動かす(動いてもらう)にはどうすれば良いのか?といったことで悩んでいるというか頭を使っているためです。どれだけ良いことを聞いても知っても実行しないと意味がないので、実行するためのヒントを探してます。
目標を持たせることから仕事と言われてしまうとちょっときついのですが、そういったことも含めていろいろ考えております。