Googleタグマネージャーを使ってリスティング広告の電話コンバージョンを簡単に計測する方法
スマホサイトへのアクセスが増えるにしたがって、リスティング広告での電話コンバージョン設定の問い合わせも増えてきています。簡単に設定できるのでその方法を書いておきます。
電話コンバージョンってのはスマホの電話番号タップですね。実際に電話がかかった数ではないので差がありますがある程度の目安にはなりますので、設定しておいて損はない機能です。
実際に設置しようとすると公式ヘルプにはonclickを追加して~とあるのでちょっと面倒なんですが、Googleタグマネージャーを使えばonclickなしで設定できるので覚えておきたいですね。
■電話コンバージョンタグは全ページ配信で構わない
電話コンバージョンタグと言うだけであって電話番号がタップされた時に配信しないといけないように思いますが、実際はそんなことはなくて全ページに配信してしまって構いません。このタグは関数を定義しているだけで何もしないからです。
ちなみに電話コンバージョンタグの取得はこちらをご覧ください。
モバイルサイト上での電話番号リンクのクリックをコンバージョンとしてトラッキングする – AdWords ヘルプ
コンバージョン測定の新規設定(電話発信) – スポンサードサーチ – Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ
トリガーはホスト名指定で設置するといいですね。
Page Hostnameにドメイン名を入れればOKです。wwwなどは不要です。
こうすることで間違って他のサイトにGoogleタグマネージャーを設置してしまってもタグが配信されません。複数のドメインの場合はトリガーを複数作るか正規表現で設定すると良いですね。
次は、電話コンバージョンタグを上記のトリガーで配信。
こんな感じ。注意する点はAdWordsの電話コンバージョンタグであってもカスタムHTMLから配信することです。Googleタグマネージャーを使い慣れているとAdWordsのCVタグとして配信したくなりますがNGです。Yahooの場合通常のCVタグと同じでカスタムHTMLです。
■電話番号タップ時にgoog_report_conversionなどをコールする
トリガーはこんな設定で。
有効化のタイミングは上と同じようにホストを指定して、配信するタイミングにClick Elementで電話番号を入れます。含むとしてますが等しいでも構いません。ここの設定方法は他にもあると思うのでお好みの設定で構いません。
タグはこんな感じ。
消してあるところには電話番号が入ります。
これで電話番号をタップした時にこのタグが呼び出されてCVがカウントされるということになります。PCでスマホサイトを見ることができればGoogleタグマネージャーのプレビューモードで確認をしてみると良いでしょう。
■注意点というか
PC用のページでtelリンクが設定されている時は広告経由のアクセスでクリックされるとCVが計測されてしまいます。こんな時はスマホからのアクセス時のみリンクが設定されるように制作会社さんにお願いをしてください。
やってみると意外と簡単なので皆さんも設定してみてくださいね。