ヒートマップが無料(有料版もアリ)になったbrickを使ってみた
※この記事はテクロコさんからツールを提供していただいて書いている記事広告です。
brickはアクセス解析レポートやLTV分析などの複数のツールが個別に提供されているツールです。brickはレンガの意味なので、レンガのようにどんどん積んで使っていきましょう!ということなのかもしれません。提供されている機能の一覧を見ると機能の豊富さが分かりますよね。
今回はその中のヒートマップツールを紹介いたします。
■ヒートマップツールの抱える問題
ユーザーの動きを知るにはGoogle アナリティクスだけでなくてヒートマップも重要です。Google アナリティクスはクリックされたリンクと画像は分かりますが、クリックされた位置もわかりませんし、マウスが乗った位置もわかりませんからね。(注1)
(注1)Google アナリティクスでもjsを使って座標は取れるとおっしゃるかもしれませんが、それだけではどうしようもないです。
しかし、中小企業がヒートマップツールを使う場合はいくつかの問題を抱えています。
テクロコの開発者にお聞きしたところ以下のような回答が返ってきました。
- ずっと使うわけでない
- 毎月数万円をツール代にかけるのは厳しい
- そんなに高機能なものは不要
- 別ツールだと計測ルールも異なるし目標設定等も別途しないといけないのが手間
まさにその通り!
ヒートマップだけで、しかもちょっとだけ見たいのに料金は高いし機能が豊富なツールが多いんですよね。(注2)
私もサイト分析をしている時にヒートマップを使いたいことが多いのですが、予算が通らないこともあり、なんとももどかしい思いをしたことが何度もあります。
(注2)LPをガッツリ分析する場合、ドメインが多い場合、ページ数が多い場合、などは高機能ツールが向いてます。
■brickのヒートマップツールが問題を解消
・ずっと使うわけでない
→1か月単位で利用可能(実際は締日の関係で最低2か月)
・毎月数万円をツール代にかけるのは厳しい
→Google アナリティクスのビューごとに4,320円/月
しかも、セグメント機能利用時のみ
・そんなに高機能なものは不要
→スクロール、クリック、マウスは無料
・別ツールだと計測ルールも異なるし目標設定等も別途しないといけないのが手間
→タグを一つ入れるだけでOK。目標などはGoogle アナリティクスと連携します。
8/26からヒートマップが期間無制限で無料になったのが大きいですね。有料になるのはセグメント機能を使った時のみですので、コンバージョンしたユーザーの動きが見たい時や媒体ごとの動きを見たい時だけ有料版にすればいいですね。
ヒートマップはページを変えない限りはデータが変わりませんので、有料版でも2か月単位で使えるのは便利です。1週間でデータ取得→2,3週間で改善→1週間でチェック、なら2か月で十分ですから。
■設置はGoogleタグマネージャーがおススメ
設置は共通タグを入れる必要があります。詳しくはこちらのマニュアルをご覧ください。
タグは全ページに入れてしまったほうが楽に思えますが、brickはGoogle アナリティクスのイベントを使っていますのでヒット数上限に引っかからないように見たいページだけに設置するのが正解です。ヒット数の上限はプロパティあたり1か月1,000万ヒット、セッションあたり500ヒットです。
タグの出しわけは管理画面からでも可能ですがGoogleタグマネージャー(注3)を使った方が圧倒的に楽です。トリガーでページを指定して配信するだけですから。既にGoogleタグマネージャーが入っていれば3分もかからず設置ができてしまいます。
(注3)Googleタグマネージャーはこちらの書籍がとても役立ちます。
「実践 Google タグマネージャ入門 増補版」を読んだ。 , 運営堂
■機能の紹介
説明ページはこちらです。
ヒートマップ,brick – 広告の効果やWebサイトの課題を可視化するWebツール
よく見る部分だけ軽く説明します。
スクロール
どこまでスクロールされたかが分かります。他のツールを同じように下に行くほど色が青くなって20%おきに線が入ります。
クリック
こちらもおなじみのクリックマップです。他との違いはクリックされた場所のマークがでかいということ(笑)。クリック数が少なくても多いように見えてしまうので注意。ちなみに上にある画像でページの下でクリックが多くなっているのはコピーのための右クリックかな?と思います。
マウス
クリックと違ってマウスの乗ったところです。クリックと比較しての違いを見たりするのに使います。
■まとめ
くどいようですがスクロール、クリック、マウスだけなら無料です。
ヒートマップは使いたいけど料金で悩んでいた人はこれで解決ですね。Googleタグマネージャーとも相性が良いのも助かります。中小企業のサイトをゴリゴリ解析する人にはおススメしたいツールです!
ご利用はこちらから→brick – 広告の効果やWebサイトの課題を可視化するWebツール