ECサイトをGoogle アナリティクスで解析する時に読んでほしい記事(自分が書いたんですが)。
ECサイトの売上が良くないので見てほしい、データが上手く取れていない、というお問い合わせがここ最近多くなっています。こんな時はある程度進め方が決まっていますので、過去に私が書いた記事を紹介しながら説明していきます。
費用対効果を考える
今の売上と解析にかかる費用とその費用でできることを考えましょう。解決策は数字を見ることだけじゃないですからね。
詳細はこちらの記事をお読みください。
ECサイトでアクセス解析はやる意味ナシ!? Google アナリティクス導入前に知っておきたいこと,ECzine(イーシージン)
記事中にこう書いています。
冗談のように思えるかもしれませんが、実際に効果が出たことなので解析なんて面倒なことをする前に試してみてください。
- ページを作成しているパソコンが古いなら、買い換えれば作業効率が1.5倍ぐらいになるかも
- スタッフのおやつ代を増額して豪華にすれば、やる気が1.2倍ぐらいになるかも
- リスティング広告を増額すれば、同じ手間で売上が1.1倍ぐらいになるかも
- 使わずに積み立てておけば、突発的なWebサイトの修正にすぐ対応できるかも
クロスドメイン・eコマース・カスタムキャンペーンをちゃんと設定する
超定番のクロスドメイン設定は覚えておきたいところです。
ここで詰まっている人はとっても多くて、購入につながった参照元が分からないのは痛いですからね。
ASPのカートでGoogle アナリティクスを使うなら覚えておきたいクロスドメイン設定,ECzine(イーシージン)
ECサイトなのでeコマース設定を。
目標では1回のセッションで複数回の購入があると計測されませんし、売上も出ませんからね。
面倒だけどなんとしても設定しておきたい Google アナリティクスのeコマース機能,ECzine(イーシージン)
メルマガなどの効果も押さえておく。
これもやっていないところが多いですね。なんとなく惰性で出していることも多いのですが・・・。ちゃんと考えて配信して計測をすればじわじわ効果が出るのがメルマガです。
「効果ないね」と言う前にそもそも計測していますか? Google アナリティクスでリスティング広告やメルマガの効果を計測する方法,ECzine(イーシージン)
これら以外にもGoogle Search Consoleを見ると重複タイトルだらけとか、エラーだらけとか、httpとhttpsが混在しているなどすぐに改善てきそうな点も出てきますので、こちらもあわせて確認してみると良いですね。
効果測定は集客サマリーをメインに
どこを見ればいいのか?と思った時には集客サマリーを起点に見てみてください。
期間比較やデバイスごとの比較方法も書いていますので、ほとんどの場合これでどうにかなってしまうはずです。
毎日3分見るだけで改善点までわかってしまう!? Google アナリティクスの「集客サマリー」は超便利レポート!,ECzine(イーシージン)
まとめ
とにかくECサイトの場合はやることがたくさんありますので、できそうなところから潰していきましょう。計測環境を整備するのに時間がかかりそうなら、その間にメルマガを書き直すこともできますから。
※読んでも難しいから問い合わせが来るのは分かってますが、その前に知っておいてほしいと思いまして。