「必ず成果を出す! サッカー名監督のすごい言葉」を読んだ。
サッカー分析に影響されたわけでもなく、昔っから名言が好きなので買った本です。
名監督として取り上げられているのは、ジョゼ・モウリーニョ、アレックス・ファーガソン、ジョゼップ・グアルディオラ、アリゴ・サッキ、フース・ヒディング、アーセン・ベンゲル、カルロ・アンチェロッティ、ヨハン・クライフ、イビチャ・オシム、の9人。2013年発行ということを考えるとこうなりますね。
記憶に残った名言をいくつか。
次の対戦相手の映像を三本分析しなければならないから
ジョゼップ・グアルディオラ とある表彰式を欠席した時に
1日24時間サッカーのことを考えているグアルディオラらしい発言。優先順位がはっきりしている。
二連覇を成し遂げた今、残念ながら多くの選手が勝利への欲望をなくしている。自身は慢心に変わってしまい、これまでのようにハードな仕事を受け入れようとしない。ならば変えるしかない。
アリゴ・サッキ 三連覇を逃してベルルスコーニに話したこと
どんな組織も変えないと停滞しますよね。意識的な変化は大切。
試合が始まる前ならば、私がしてやれることはいろいろあるが、いったんボールが転がり出したら、監督にできることは三度の選手交代しかない
フース・ヒディング ユーロ2008でロシアを率いてのスウェーデン戦の前に
人事を尽くして天命を待つ、といったところでしょうか。コントロールできないものは諦めてそうならないように準備する。
一人の監督にできるのは、自分のサッカー観やメソッドと引き受けたチームの潜在能力のすり合わせて、ベストと思われる解決策を導き出すことである
カルロ・アンチェロッティの考え方
他の会社や人材を見て嘆いても仕方がなくて、現状のベストと思われる解決策を導き出す。そこで結果を出してから。
監督に迷いがあれば、選手は敏感にそれを察知する
カルロ・アンチェロッティの経験から
上に立つ人は自分の決断に自信を持たないと。
本当に強いチームというのは夢を見るのではなくて、できることをやるものだ
イビチャ・オシム ジェフ市原に来て
こうなりたいな~と思うのではなくて、そうなるためにはどうするかを考えて行動する。結果を出している人ってみんな行動している。
君たちはプロだ。休むのはオフになってから、あるいは引退してからで十分だ。シーズン中はサッカー以外のことなど考えるな
イビチャ・オシム 休みがないことに不満を言う選手に
そう思います。できるうちにできる限りのことをやりたい。
名言を知っても自分の行動に移さなければ意味がありません。同じような場面に出くわした時や、あとから反省した時などに反芻して染みこませていくしかないですね。
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