Google アナリティクスのリファラスパムで思うこと。
ロシアからのアクセスが増えたとかなんだとかで、これはなんですか?&どうやって除外するのですか?という質問が多くなっています。フィルタなどで対応する方法もありますが個人的な考え方を。
■リファラスパムで影響を受ける場合はアクセス数が少ないということ
ロシアからのアクセスで全体のアクセスが急増してしまうケースですね。こういった場合は今までの傾向が全く意味をなさくなるので除外したくなると思います。
しかし、リファラスパムって何百も何千もアクセスがあるわけではないので、これに影響を受けてしまうということは、そもそもWebサイトへのアクセス数が少ないということです。少ないということはちょっとしたことに影響されますし、トレンドを見ても大したことは分かりません。
どれぐらいのセッション数があればアクセス解析ができますか?
にも書いてあるように1日に300セッションぐらいは欲しいので、リファラスパムを気にするよりはアクセスを増やすことを気にした方がいいと思います。
■アクセスが多ければ気にしない
そのまんまです。受ける影響が少なければ無視してもいいと思います。
■イタチごっこみたいになるかも知れないし
フィルタで除外してもまた新たなところからリファラスパムがくれば、再び除外しないといけません。リファラスパムが増えれば増えるほどフィルタも増えていきますので、ここはGoogleさんが対応してくれるのを待つのがいいかなと思います。
■それでも除外したければセグメントで。フィルタはビューをコピーしてから
これが手っ取り早いです。
「参照元 / メディア」で該当するものを除外すればOKです。
フィルタを使う場合はビューをコピーしてから設定してください。元データが無くなっちゃうのは面倒な場合がありますので。こちらの方法は、設定してから適用なので、過去のものはセグメントで。
■いい加減に見えるかも知れませんが
やるべきことが分かっていれば見るべきとこもわかります。そのためにはどうするのかを考えていくと、こういったリファラスパムみたいなものって気にならなくなるんですよね。
自然科学の実験で精度を求めていたり、経理処理で1円のずれも許されないとなれば話は別ですが、そうでもないので大らかな気持ちでGoogle アナリティクスのデータを見ていただければと思います。