運営堂ブログ

「いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方」を読んだ。

著者の村山さんから献本いただきながらようやく今頃読み終わりました・・・。
新しいSEOというタイトルですが全部が新しいものではなくて、今までのSEOの内容をアップデートしたような感じでした。

■そもそもWebサイトで何をしたい?から

SEOでもリスティング広告でも制作でもなんでもそうですが必ずここから始まりますよね。最初にやるべきは順位アップでもなくソースの修正でもなくここの部分なので、何をしたくて誰に来てほしいかをしっかり考えないといけません。20代後半~30代前半の女性とか漠然としたものではなくて、せめてどんなデバイスを使っているのか、どんな職業なのか、といったあたりは考えておきたいです。

■業種別サイト構成が便利!

これは制作会社さんは必見です。
なんとなく予算から考えてページ数を出して・・・ではなく業種ごとに作りも変わるのでここを知っているだけでも提案に幅が出ると思います。また、キーワードの傾向も書かれていますので実際のコンテンツ制作時の言葉選びの参考にもなります。

既存のサイトをこれに照らしわせてみてずれているところを修正する際の参考にもなりますし、とにかく読んでおいてほしい箇所です。

■技術的な部分はそのあとで

ここが気になって仕方がないかも知れませんが順序がありますのでここだけ見て小手先の改善をしないようにしたいですね。どうしてもすぐに効果の出る方法を探してしまいますが、SEOはやっぱり時間がかかりますので急ぐときはリスティング広告を出稿した方が早いと思います。

■小規模サイトの場合、ここまでできない場合もあるかも知れませんが

この本に書かれているようにしっかり調査して設計して制作に至るまでにはかなりのコストがかかりますので、小規模サイトや個人でのサイト制作には向いていないかも知れません。しかし、考え方自体は変わりませんので可能な限り同じ手順を踏んでみてください。コストが合う合わないの前に自分がやったことがあるという経験が何よりも大切ですから。

また、自分でブログを書く場合にはコストも関係ありませんので、SEOについて詳しくなりたいのであればブログを書くのが一番ですよね。P.79~81にブログの構造の例がありますのでここを真似していくのが良いと思います。

くどいようですが、作る前に考えましょうね。
作ってから構造を変えるのはとっても大変ですし予算もないと思いますから・・・。

村山さんありがとうございました~。

以下、目次
◆Chapter 1 SEOの目的と考え方を身に付けよう
◆Chapter 2 Webサイトの目的と訪問者の目的を考えよう
◆Chapter 3 有効な検索キーワードを調査しよう
◆Chapter 4 業種別に最適なサイト構成を考えよう
◆Chapter 5 適切な内部対策でSEOの効果を高めよう
◆Chapter 6 質の高い外部対策でWebサイトの価値を高めよう
◆Chapter 7 ソーシャルメディアからWebサイトに集客しよう
◆Chapter 8 技術的な問題を解決して優れたWebサイトを目指そう
◆Chapter 9 SEOの効果を分析してさらなる改善を進めよう
・付録 1 業種・ジャンル別キーワード一覧表
・付録 2 サイト全体のテンプレート一覧管理表
・付録 3 今すぐ使えるSEOのRFPフォーマット
・用語集

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