「株式会社LIGを事例に学ぶ、実践的アクセス解析」は初心者の人に見てほしい授業です。
11月4日(月)にschooさんで「株式会社LIGを事例に学ぶ、実践的アクセス解析」の授業が行われました。私は録画版で見ましたがアクセス解析やGoogle アナリティクスを使い始めた人にはとても参考になるものでしたので、ちょっとだけ内容を紹介したいと思います。お話をされたのはアナマルシェの村上佐央里さんとLIGの竹内さんです。
■対象サイトはLIGさん
解析の対象サイトは株式会社LIGさんのサイトでした。こちらのサイトはブログが有名なのでご存知の人も多いと思いますが実は制作会社さんです。
事前ヒアリングしたLIGさんのお悩みはこんなところ。
- ミスマッチな問い合わせに時間とコスト
- 費用感合わない
- 依頼内容合わない
やることは問い合わせの質の改善です。
LIGさんだと規模が大きすぎるように思いますが、そうでなくてもWebサイトでの問い合わせが増えてくるとどうしてもこの問題が出てきてしまいます。対応する人を増やそうにも受注してお金になるまで時間がかかりますし、受注できない場合がありますから。
■解析の内容
詳細に書いてしまうとネタバレになってしまいますので概要だけ書いておきます。
そのサイトがどうなっているかを考えてみる
これは訪問数がある程度は確保できていることが前提です。
まずは訪問時のPV数と滞在時間がどうなっているかを考えます。数字を見ないとわからない、という意見もあるかも知れませんが自分で考えることが大切です。これを繰り返すことでブログ、BtoB、ECなどのサイトのパターンごとでの見るべきポイントが感覚的にわかるようになってきます。
問い合わせがあった人とそうでない人を比較する
これはGoogle アナリティクスで目標設定ができていることが前提です。
LIGさんのサイトで問い合わせをがあった訪問の平均PVは13.61で平均滞在時間は31:25、よく見ているページは問い合わせ、トップ、会社概要、実績、サービス、メンバーでした。問い合わせがない訪問ではブログが多くなっていて、問い合わせをする人は会社の信頼度や実際の価格、どんな人がいるのか?などのコンテンツを見ていますがLIGさんのサイトはここがちょっと弱かったので村上さんから具体的な改善提案がありました。
誰にでも分かりやすく
内容としては料金の詳細と追加して金額を分かりやすくしたり、お客様の声を追加するというもので目新しいものではありませんでしたが、それについての根拠が数字を元に流れるように説明されていますのでとても分かりやすく納得できるものでした。アクセス解析をやる時はここが大切で、感覚的に誰もがそう思っていることをこうして説明してあげないといけないんですよね。理解してもらえれば実行してもらえますし次に何を見ればよいかが分かります。
■凝ったことをしなくても
見た数字はPVや滞在時間などの基本的なものだけですが、その数字が何を意味しているのか?何かと比較してどうのかな?を考えることによってきちんとした提案になります。何とか分析をしてエクセルを使って・・・と時間を掛けなくても分かることってたくさんあります。まずはこういった基礎的な部分から解決していきましょう。
実際の授業では質疑応答もあったので初心者の人にもわかりやすかったと思います。チャットの中でカグア!の吉田さんが色々と回答してましたが・・・(笑)。