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【注意!】Googleタグマネージャーのコンテナスニペット(タグ)の設置方法が変わりました。

GTM_container-snippet

Googleタグマネージャーのコンテナスニペット(タグ)の設置方法が変わりました。
Quick Start Guide  ,  Google Tag Manager for Web Tracking  ,  Google Developers

head内のできるだけ上に設置するものと、今まで通りbodyの直下に設置するものの2つに分離されています。今までのようにbodyの直下だけではなくなっているのでご注意ください。

未検証ですが現状で考えられることを書いておきます。

■head内ではどこに置くのがいいのか?

運営堂のサイトではGoogleさんの言う通りにheadの真下に設置してみました。これで問題なく動作していますが、Google アナリティクスを使っている人ならこの位置に置く別のタグがあることもご存知ですよね。

そう、ウェブテストのテストコードです。

こいつが下の方にあるとページの振り分けが遅くなってしまうので、ウェブテストをする時はこれを一番上にする。つまり、Googleタグマネージャーのタグはウェブテストをする時はheadの真下で、ウェブテストをする時はテストコードの下。

計測だけを考えるのならこれで良さそうですが、Webサイトって見ることができないと意味がないので作る側の都合も考えないといけません。

そんなわけでグランフェアズの藤田さんに聞いてみました。

制作で言うと、ページによって設定を変える必要があるものと、変える必要がないものは分かりやすく分けておきたいという思いがあります(ページ数が多くなっても、設定忘れが起きにくいor プログラム化しやすい)。

headの上の方はページによって変わるもの、下の方は変わらないもの。とすることが多く、GTMタグは固定なので下の方になります。下の方は、favicon,
rss , css ,jsの読み込みなどで、サイト固有のjsは、見ため(css)に必要なものを読み込んだ後に読み込むため、結果的に一番最後になります。
この「サイト固有のjs」とGTMを別ものとして捉えるなら、faviconの上(下の方の一番上)でもいいかなと思います。が、タグの長さとjsの設置箇所を分ける気持ち悪さを考えると、やっぱり一番下になるかなと思います。

headの上の方、と言う限り、よっぽど「遅くさせない」「落ちない」「不具合は起こらない」自信があるのだろうと思います。が、作る側としては「もし万が一」を考えると、Googleに何かあっても、サイトの表示や動作に支障がない位置(つまりサイトに必要なCSSやJSを読み込んだ後)に入れたいと思うのです。

そりゃそうですよね~。
「設定忘れが起きにくい」というところまで考えるとこうだろうなと。ページが増えていくときにタグ漏れっておきやすいので、制作側が管理しやすいようにしてもらった方が良いと思うのです。

■サーチコンソールの認証は?

新しいGTMタグでも認証できることを確認しました。旧バージョンは確認しておらず・・・。

なんだかんだ言って、サーチコンソールの認証はHTMLファイルのアップが一番手堅い感じです。

■今のタグはどうなる?

新規発行は新バージョンしかないのでこれで設置するしかないです。

問題は既に設置されているタグがどうなるのか?ということですが、記事を書いている時点(16/09/29)では正常に動作しています。しかし、これもいつまで使えるかが分かりませんので、できるだけ早めに移行した方が良さそうです。

と書いておきながら、Googleさんの都合でコロコロ変わることがあるので、切り替えてくれと言われるまではこのままでいいかなと思います。何度も変更したくないですからね。

■面倒なのはWordPressのプラグインだったりASPカートなど

一番困るのはここです。

WordPressのプラグインを使う場合って設置場所とかを考えていなくて「タグだから言われた通りに置いた」って感覚でやっていることが多いんですよね。で、何も考えずに新バージョンに対応したプラグインを入れて重複したり、プラグインをバージョンアップして他のとぶつかってページが真っ白になるなどの現象が発生するかなと思います。

また、ASPのカートなどではhead内を触ることができないことも多いので、そもそも設置自体が無理ということも考えられます。

このあたりは対応待ちということになりそうです。

■タグの仕組み、計測の目的を理解した制作者に判断してもらう

結論としては「タグの仕組み、計測の目的を理解した制作者に判断してもらう」ということになります。

制作方法も日々進化していますし、AMPも出てきてSEO面も考慮しておかないといけないですし、計測方法も計測ツールも進化しています。そして、それぞれが非常に細かい部分の調整が必要になってきていますので、中途半端にやってしまうと全体がパーになることも考えられます。

設置方法が変わったからといって、何も考えずにそのまま対応するのではなくて、関わる人すべてに確認してから設置したいですね。

しかし、こういった変更は日本でもきちんと伝えてほしいものです。