アクセス解析をやる人が前面に出ても意味がないと思う今日この頃
アクセス解析で最近思うことがあります。それは目立っても仕方がないということ。データがあれば何でも分かってどんどん改善できるように思われがちですが現実はそうでもないからです。
■言うだけなら誰でもできる
どんないい提案をしても実行されないと意味がないですし、実行されないなら計測するものもないのですることがないです。
何ちゃら分析の結果こんなことが分かってこうすればいいですよ、って言うのは簡単です(そうじゃない時もあるけど)。では、それを実行するときにアクセス解析をした人間は何もしなくて良いのでしょうか?私は違うと思っています。実行してもらうためには予算も必要ですし、稟議を通すことも必要ですし、制作会社さんのやりやすい方法も考えないといけませんし、リスティング広告などの入稿や管理が手間にならないようにも考えないといけません。
偉そうにこれやってくださいと言って他の人の作業が増えるようでは本末転倒です。そもそもアクセス解析自体がお金を生まないので、実行に手間がかかる=時間とコストがかかるようでは全く意味がありません。スムーズに実行できるように最初から考えておく必要があります。
■集客やサイトを変えないと数字が動かない
広告とSEOと制作の3つが動かないと結果の出るWebサイトにはなりません。くどいようですが言うだけでは何も変わりません。この3つに関わる人のことを理解してどのように話をすれば通じるのか?どのように説明すれば分かりやすいのか?どのような施策や更新をしているのか?などなど、日頃の業務を理解してやりやすいような流れにアクセス解析をする人が合わせることが大切です。ここで目立っても仕方がないです。逆に空気と思われるぐらいの存在の方が上手くいきます。
データなんてデータでしかないです。
野球だってサッカーだってそう。まずは選手が気持ちよく練習できて、試合で結果が出て、お客さんが楽しんでくれて、それが続くからデータがあって分析ができるんです。
■周りの人のおかげで成り立っている
本当にアクセス解析って無力です。
体温計や体重計ぐらいの存在です。
こちらの言っていることに付き合っていただける皆様に感謝です。
アクセス解析をやっている人はここを意識してほしいな~って思います。